アンリ・ジローが新たにリリースした「PR 90 - 20」は、10月1日より販売が開始されます。このシャンパーニュは、長年にわたって受け継がれてきた特別な製法「パーペチュアルリザーブ」に基づいています。この手法は、過去のヴィンテージワインを使用して作られるもので、毎年のワイン製造に新しい要素を加え、独自の風味を生み出します。
「PR 90 - 20」は、1990年から2020年までの貴重なリザーブワインを使用しており、特に1990年に始まったリリースと1950年代から続くエスプリ・ナチュールのキュヴェがブレンドされています。これにより、味わいの層が深く、他にはないユニークなテイストとなっているのが特徴です。
各種アロマを融合させたこのワインは、トーストやグレープフルーツ、ドライオレンジの香りが感じられるほか、チョークのニュアンスとクローヴの香りがほんのりと漂います。特に、力強く明るいエネルギーを持ち、時にはドライで緊張感のある印象を与えつつも、全体としては非常に洗練された味わいに仕上がっています。
熟成の奥深さと、軽やかで空気の様なテクスチャーは、すぐに飲んでももちろんのこと、さらに熟成させることで一層の楽しみも提供してくれます。この「PR 90 - 20」は、希望小売価格が38,000円(税抜き)、750mlというボトルサイズでの販売です。また、著名なワイン評論家ジェームズ・サックリングより96点を獲得したことも、ワインのクオリティを証明しています。
アンリ・ジローの歴史は1625年に遡ります。創業者フランソワ・エマールがアイ村に畑を購入したことをきっかけに、ブランドの基盤が築かれました。現在、12代当主から新たな13代当主エマニュエル・ジローへと代替わりし、さらなる進化を追求しています。特に30年以上前から化学薬品の使用を抑え、有機的な農法に移行したことで、現在では健全なブドウ栽培が実現しています。これにより、シャンパーニュ地方の独自のテロワールを反映した味わいが強調されています。
醸造責任者であるセバスチャン・ル・ゴルヴェは、アルゴンヌの森で厳選されたオークを使って造るオーダーメイドの樽を使用し、シャンパーニュの品質をさらに高めています。彼の手によって生み出されるワインは、まさにテロワールのエネルギーが凝縮されたものです。
アンリ・ジローのシャンパーニュは、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けており、398年を超える歴史の中でも新たなページを記しています。アイ村特有のピノ・ノワールの特徴が生かされたこの「PR 90 - 20」は、多くの人々に愛されることでしょう。さらに詳しい商品情報やお問い合わせは、アンリ・ジローの正規輸入代理店までどうぞ。