With Midwifeが経産省のフェムテック実証事業に採択
株式会社With Midwife(本社:大阪市)は、経済産業省の令和7年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」に採択されました。これは2021年度(令和3年度)以来、2度目の採択です。このプロジェクトを通じて、企業専属の医療専門家が提供するオンライン健康相談サービス「THE CARE」を展開し、個人の健康情報(PHR:Personal Health Record)を活用することで、企業の健康経営をサポートし、従業員のライフとキャリアの両立を実現します。
フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金の概要
この補助金は、フェムテック企業や医療機関などが連携し、働く女性の妊娠や出産といったライフイベントと仕事の両立を支援することを目的としています。具体的には、女性が持つ健康課題の解決を通じて、彼女たちの能力を最大限発揮し、より活躍できるような社会環境を作ることを目指しています。これにより、企業の人材の多様性を高め、長期的には企業価値を向上させることが狙いです。公式ページは
こちら。
令和3年度の活動実績
With Midwifeは前回の採択時に、「大企業および中小企業の従業員を対象としたライフステージを支える企業内助産師の有用性検証事業」を実施しました。この事業では、14社から約14,621人の従業員が対象となり、4ヶ月にわたりオンライン相談と3回のセミナーが提供されました。結果として、利用者からは高評価を得る一方で、客観的な心理指標による評価はバイアスがかかる影響で有意差が確認されませんでしたが、サービスの実行体制や利用者のニーズを掘り下げる貴重なデータが得られました。
令和7年度の検証内容
新たなプロジェクトでは、ストレスチェックを利用して女性特有の健康課題(月経、不妊、更年期)とメンタルヘルスの関連性を探求します。オンライン健康相談サービス「THE CARE」の新システムを搭載したアプリを提供し、高リスク者には専門家がチャットやビデオ通話を通じて個別支援を行います。企業には、集団研修や環境改善の提案も行い、女性が働きやすい環境を整えることを目指します。
事業名は「女性のストレスチェック結果と女性特有の不調の相関性を明らかにし、支援スキームの有効性を実証する」とされています。特に、企業や団体が健康経営に注力し、女性社員の活躍を応援したいと考えている場合には、プロジェクト参加が推奨されています。
参加企業の募集について
今回の実証事業において、追加で2社を参加募集中です。健康経営や女性活躍支援に取り組んでいる企業を募集しており、参加に際しての利用料等の負担はありません。希望する企業は、オンラインで申し込みが可能です。特に女性従業員が多い企業にとって、クリエイティブなアプローチで健康支援ができる機会といえるでしょう。
THE CAREとは
「THE CARE」は、24時間365日、企業視点に基づく健康相談ができるアプリです。従業員は匿名でのオンライン相談を通じて、プライベートや仕事に関する悩みを医療専門家に相談できます。また、定期的な健康情報の提供や育休支援プログラムも含まれています。このサービスは、企業の従業員の定着率向上に貢献しており、現在30社以上に導入されています。
企業の概要
With Midwifeは2019年に設立され、大阪に拠点を置く企業。代表の岸畑聖月は、「取り残されない未来」の実現を掲げ、目に見えないいのちにも寄り添う姿勢が評価されています。気になる方はぜひ
公式サイトを訪れて、詳細をチェックしてみてください。