ピジョン株式会社、2025年度「iF DESIGN AWARD」を受賞
ピジョン株式会社は、2025年度の「iF DESIGN AWARD」を2商品で受賞したことを発表しました。この賞は、世界中のデザインを評価するために設立された権威あるコンペティションであり、特にプロダクトデザインやサービスデザインなど、多岐にわたるカテゴリで優秀な商品を表彰します。
iF DESIGN AWARDとは
「iF DESIGN AWARD」は、アメリカのIDEA賞やドイツのレッドドット・デザイン賞と並ぶ「世界3大デザイン賞」のひとつです。毎年、プロダクト、パッケージ、コミュニケーションデザイン、建築、インテリアなど、さまざまな分野で優れたデザインが評価され、受賞者には名誉とともに広報の機会が与えられます。
過去の受賞歴
ピジョンは過去にも数回の受賞実績があります。2012年には「Chibion TOUCH」、2017年には「Nipple for weak sucking」、2020年には「Soother for premature babies Preemie Care」と、年々革新を続けてきました。最近では、2023年に「母乳実感(R)哺乳びん・乳首」、「ピジョン母乳アシスト さく乳器電動handy fit+」、そして「災害用授乳カップ」と、合計で5回の受賞を果たしています。今回表彰された商品は以下の2つです。
受賞商品詳細
ロングフィーダー(Long Feeder)
日本で約500人に1人の割合で、口唇裂や口蓋裂を抱える赤ちゃんが生まれています。これらの赤ちゃんは、吸う力が低いために哺乳が難しい場合が多いです。そんな中で開発されたのが「ロングフィーダー」です。
この哺乳器は、特に口唇裂や手術後の赤ちゃんに適しており、細長い形状と柔らかい乳首が特徴です。赤ちゃんが口を開けにくい状況でも使用可能で、哺乳が困難な場面で大いに助けとなります。また、ニーズに応じて流量やタイミングを調整できるので、赤ちゃんそれぞれのペースに合わせた授乳が実現します。
母乳実感(R)パーツ(ストロー、ふた)
「母乳実感(R)」の哺乳器との組み合わせで、新たな機能が加わるアイテムです。このパーツによって、昔ながらの哺乳器が新しい活用法を得ます。
具体的には、飲み物やおやつを楽しむためのストローと、小物入れとしても使えるふたが提供され、実用性とデザイン性を兼ね備えています。これらは洗浄や組み立てが簡単で、デザインがシンプルなため、長期間にわたって飽きずに使うことができます。
まとめ
ピジョン株式会社が受賞した「iF DESIGN AWARD」は、デザインの革新性と実用性を兼ね備えた優れた製品の証です。これらの商品の成功は、赤ちゃんとその家族に対する思いやりと、デザインへの情熱を示しています。さらに、今後のピジョンの展開からも目が離せません。