2025年2月17日、銀シャリ・橋本直さんの初エッセイ集『細かいところが気になりすぎて』の5刷突破を祝うトークイベントが、株式会社新潮社の別館にて開催されました。銀シャリのお二人、橋本さんと鰻和弘さんが登壇すると、会場はたくさんのファンで賑わい、彼らの登場に盛大な拍手が沸き起こります。
初めに、橋本さんは鰻さんのシャツを見て「シャツ、しわしわ過ぎるやろ!」とツッコミを入れることで、早速の笑いを引き出しました。この軽快な掛け合いは、今後のイベントの雰囲気を象徴するものでした。その後、エッセイ集の制作過程や締切に追われた日々、ボツになったカバーデザインなど、裏話を楽しく語り始めました。
特に印象的だったのは、質疑応答の時間。観客からの質問では、鰻さんがタクシーに乗る際の「お釣りを1円単位で割り勘する」話が披露され、これに対して橋本さんも苦笑い。細かいところにまで気を配る二人の関係性が伺え、観客の笑いを誘い続けました。また、好きな女性の仕草をジェスチャーで表現する場面でも、二人の独特な魅力が発揮されました。
今年結成20周年を迎える銀シャリは、イベントを通じて改めて強い絆が感じられるエピソードを披露しました。鰻さんは「本書は何冊あっても良いので、ぜひ皆さんに手に取ってほしい」とアピールし、橋本さんは「素敵な観客の皆さんに支えられ、これからも頑張ります」という決意を語りました。会場は最後の拍手で彼らを称賛し、温かい雰囲気に包まれました。
さらに、このイベントではご来場者に特製ステッカーのプレゼントもあったことが話題に。ステッカーには書籍の帯写真として使用された二人の笑顔や、鰻さんが描いた橋本さんの似顔絵など多彩なデザインが施されています。参加者は自身の好きな場所にステッカーを貼れる楽しみも味わいました。
銀シャリが創り出す日常のエピソードは、エッセイ集『細かいところが気になりすぎて』に色濃く描かれています。この書籍は、どんな小さな出来事でも見逃さず、ツッコミを入れることで、怒りや照れを笑いに変える新しい感覚のエッセイです。全20編のエッセイに加え、相方の鰻さんによる4コマ漫画も掲載されています。
自身の経験を元にしたエッセイからは、観る人に笑いと共感を与えてくれる彼らのスタイルが際立っています。橋本さんは関西学院大学を卒業後、2005年に鰻さんとともにコンビを結成し、2016年の「M-1グランプリ」で優勝した実力派のものです。現在はテレビやラジオ、劇場など幅広い場で輝いており、多世代から高い支持を得ています。これからの活動にも、ますます期待が寄せられます。