ヤマキが開智小学校で五感を育む食育授業を実施
ヤマキ株式会社(本社:愛媛県伊予市、代表取締役社長:城戸善浩)は、埼玉県の私立開智小学校にて、2025年6月20日と26日、3年生112名を対象とした「かつお節特別授業」を開催しました。このイベントは、2020年から続く教育支援活動で、日本の食文化の継承とSDGs(持続可能な開発目標)を結びつけることを目的としています。
食育授業の目的とは?
この授業では、かつお節の削り体験や社員による講義を通じて、子どもたちに伝統的な食材であるかつお節の魅力とそのサステナビリティについて学ぶ機会が提供されました。開智小学校では、3年生が「調べる」「作る」「食べる」といった体験を通じて、食に対する興味を深める探究授業を実施しており、今回のプログラムもその一環として位置付けられています。その結果、参加した児童からは「かつお節のことをたくさん知って、もっと好きになった」「かつお節がSDGsに関係しているなんて知らなかった」という嬉しい声が寄せられました。
特別授業の概要
特別授業は以下のように構成されました。
- - 日時:2025年6月20日(金)、26日(木)
- - 参加者:開智小学校3年生112名
- - 登壇者:ヤマキ社員2名(26日のみに登壇)
- - 内容:
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1日目(6月20日)
- かつお節についての学び(カツオとその製造プロセス)
- かつお節削り体験
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2日目(6月26日)
- ヤマキ社員による授業
- かつお節とSDGs
- かつお節の魅力
- 自由研究テーマの提案
授業の様子
授業は2日間行われました。初日に児童はかつお節の製造プロセスを学び、実際にかつお節を削る体験をしました。削ったかつお節の色や形、香りを観察し、味わいを通じて五感を使いながらその魅力を体感しました。2日目には、ヤマキ社員がオンラインで参加し、子どもたちの興味深い質問に答える双方向型の授業を提供。「なぜかつお節は薄く削るのか」「削り方によって用途が異なるか」といった質問が飛び交い、参加者たちの食に対する探究心が育まれました。
参加した児童の感想
授業を受けた児童たちは、かつお節の硬さや、製造過程の工夫について発見し、次のように感想を述べました:
- - 「かつお節が宝石みたいに硬いって本当?」と興味を持ちましたが、本当に硬くてびっくり!
- - かつお節ができる過程に多くの工夫があることを知りました。
- - 和食に欠かせない存在であることを実感しました。
ヤマキの食育活動の展望
ヤマキは、2024年1月に長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」を策定し、世界の鰹節屋・だし屋を目指すとしています。このビジョンを実現するために「体の健康」「地球の健康」「心の健康」に貢献することを掲げています。「心の健康」の一環として、かつおぶし文化の国内継承と海外普及を積極的に進めており、2012年から一般社団法人日本文化教育推進機構と共同で食育活動を続けています。これまでに600校以上、約47,000人に対して「かつお節の魅力」を伝えています。
ヤマキ かつお節プラス®で広がる魅力
また、ヤマキはかつお節の魅力を日常生活にプラスする情報を発信する「ヤマキ かつお節プラス®」を展開しています。これにより、かつお節を日常生活に取り入れる楽しさや、健康への貢献もアピールしています。
ヤマキ かつお節プラス® WEBサイト
ヤマキは、鰹節とだしを通じて「おいしさ」「健康」、そして「食文化の継承・食資源の持続性確保」に尽力していきます。
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