日榮新化、WorldStar Global Packaging Awards 2025で銀賞を受賞
日榮新化株式会社(以下、日榮新化)が、国際的な包装技術コンテスト「WorldStar Global Packaging Awards 2025」において、特別賞であるSustainability部門の銀賞を獲得し、注目を浴びています。今回の受賞は同社が共同運営する「資源循環プロジェクト」によるもので、環境への配慮が評価されました。
資源循環プロジェクトとは
「資源循環プロジェクト」は、ラベル台紙のリサイクルを目的として、日榮新化を含む6社によって共同運営されています。このプロジェクトでは、廃棄される運命にあったラベル台紙をポリエステル系合成紙に切り替え、その後資源として回収し、循環させることを目指しています。これにより、業界全体での廃棄ゼロを実現することが期待されています。
また、回収したラベル台紙は、さらにマテリアルリサイクルを行うことで、新たなリサイクル専用台紙として生まれ変わるという「水平リサイクル」手法が導入されています。この方式は、環境への負荷を軽減するだけでなく、資源の効率的な利用を促進します。
銀賞受賞の背景
「WorldStar Global Packaging Awards 2025」には、世界から550件ものエントリーが集まり、その中から260件が「WorldStar Awards」として選ばれました。特に注目されたのは、持続可能性をテーマにした特別賞で、日榮新化はこの中で「Sustainability」部門での銀賞を受賞しました。
受賞理由としては、製品設計段階から材料使用の最小化、リサイクル可能性の向上、GHG(温室効果ガス)排出削減を意識した取り組みが高く評価されたことが挙げられます。また、他社にはない独自の資源循環の仕組みも大きな強みとなりました。
環境への貢献
日榮新化は、「新しいこと、つづけます」というスローガンのもと、粘着加工技術を駆使したフィルムコーティングメーカーとして、環境への貢献を重視しています。今回の受賞を機に、ラベルユーザーにおける廃棄ゼロとサプライチェーン全体でのCO₂排出量削減の実現を目指していくとのことです。
さらに、日榮新化では自社の製品・サービスを通じて、持続可能な社会を構築するための努力を続けていく方針です。今回のProject is not only a technological advance but also a necessary step towards sustainable development in the packaging industry.
おわりに
この受賞は、環境問題に取り組む企業の重要性を再認識させるものであり、今後も持続可能な発展に向けた取り組みが期待されます。日榮新化の取り組みを通じて、廃棄物を資源として再利用する考え方が一層浸透していくことを願います。