女性起業家たちの想いが交差する「BWAピッチコンテスト2024」
2024年7月18日、東京ミッドタウン八重洲にて、「フィガロジャポンBWAピッチコンテスト2024」が開催されました。このイベントは、社会課題を解決しようとする女性起業家が自らのビジネスアイデアを発表する場で、今年も多くの参加者が集まりました。特に今年は、海外からの参加者もあり、国際色豊かな雰囲気を醸し出していました。
コンテストは「思いを言葉に」というテーマで行われ、全国から寄せられた応募の中から選考を経て、最終的に7組のファイナリストが選出されました。ファイナリストたちはそれぞれのビジネスを5分間でプレゼンし、プロフェッショナルアワード、ドリームアワード、オーディエンスアワードの3つの賞を競いました。
多様な課題に挑むファイナリストたち
ファイナリストたちが取り上げたテーマは、幼児教育や就労支援、音楽家のキャリア、アスリートの妊娠、メンタルヘルス、家族向け旅行など多岐にわたりました。それぞれが心に抱く課題をビジネスアイデアとして具体化し、会場に集まった約90人の観覧者たちを引き込む熱いプレゼンを繰り広げました。観覧者たちは各ファイナリストに心からの応援メッセージを送り、投票によって応援したいファイナリストを選びました。
栄誉ある受賞結果発表
各ファイナリストのプレゼンテーションの後、審査員たちは厳正に審査を行い、その結果が発表されました。プロフェッショナルアワードは、タンザニアで人材育成事業を展開するDarajapanの角田弥央さんに、ドリームアワードにはRINNEの小島幸代さん、オーディエンスアワードはおりおりの堀真菜実さんがそれぞれ受賞しました。特別審査員の浜田敬子さんによる講評では、日本社会における女性起業家の現状についても触れられ、聴衆は多くの気づきを得たことでしょう。
課題解決に向けた意義深い対談
表彰式の後、著作家の羽生祥子さんとBWA事務局長の藤本淑子さんによる対談が行われ、「日本に女性起業家が少ない理由」について考える場が設けられました。羽生さんは、自身の著作を基に日本の性別による教育投資差や正規雇用比率の男女差について解説し、来場者たちはその内容に驚きを隠せない様子でした。
懇親会でのさらなる交流
イベントの後には懇親会が開催され、ここでも多くの出会いが生まれました。シャンパーニュを楽しみながら、来場者同士のネットワーキングが行われ、参加者たちは互いのビジネスアイデアや夢について熱心に語り合いました。今回のコンテストは、ビジネスだけでなく、女性たちの可能性を広げる貴重なひとときとなりました。
今後の展望
BWAピッチコンテスト2024に参加したファイナリストたち。彼女たちが持つビジョンや情熱は、今後の社会に大きな影響を与えることでしょう。受賞者のビジネスは、今後も注目が集まることでしょう。詳細な受賞者の事業については、2024年8月20日発売の「フィガロジャポン10月号」や、特設サイトで紹介される予定ですので、ぜひ期待してください。
BWAピッチコンテスト2024ファイナリスト一覧
- - 小島幸代(RINNE)
- - 清水舞子(祭)
- - 志村千奈都(NEM)
- - 田ノ原豊織(Musica Rumor)
- - 角田弥央(Darajapan)
- - 平井晴子(WIS)
- - 堀真菜実(おりおり)
審査員一覧
- - 浜田敬子(ジャーナリスト)
- - 阿座上陽平(ゼブラアンドカンパニー共同創業者)
- - 市原明日香(モデラート代表取締役社長)
- - 藤原岳史(NOTE代表取締役、一般社団法人ノオト代表理事)
- - 工藤七子(一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)常務理事)
- - 五十嵐あき(madameFIGARO.jp編集長)
今回のエベントは、女性たちが持つビジネスへの情熱と、それを通じて社会の課題に挑む姿勢が印象的でした。これからもこのような場が増えることで、たくさんの女性起業家が登場し、社会をより良くすることに貢献できることを期待しています。