バイエル薬品「エレビット®」、周産期メンタルヘルス学会でプレコンセプションケアの重要性を強調
バイエル薬品株式会社は、2024年10月27日、東京都江東区で開催された第20回日本周産期メンタルヘルス学会学術集会において、ランチョンセミナーを共催しました。この学会のテーマは「少子化時代の周産期メンタルヘルス 一人ひとりを大切に診る」であり、周産期のメンタルヘルスに関する様々な発表や議論が行われました。
バイエル薬品が共催したランチョンセミナーのタイトルは「栄養を通して考える周産期メンタルヘルス」で、2つの講演が行われました。
講演1:流産を考慮したプレコンセプションケア
順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科教授の牧野真太郎先生を座長に迎え、杉山産婦人科丸の内院長の黒田恵司先生が講演を行いました。黒田先生は、流産が次の妊娠のリスクを高める可能性がある負のスパイラルに陥ることを指摘し、不妊治療や不育症治療における心理的ケアとプレコンセプションケアの重要性を強調しました。
具体的には、禁煙、体重管理、妊娠後のアルコール・カフェインの回避、ストレス軽減のための十分な睡眠、そして必要に応じてカウンセリングなどの治療や検査の重要性が挙げられました。また、妊娠を希望する女性にとって特に重要な葉酸は妊娠1ヶ月前から、ビタミンDは妊娠を考え始めたらすぐに摂取を開始し、妊娠用のマルチビタミンサプリメントを利用することが推奨されました。
講演2:周産期に重要な栄養素・サプリメントについて
座長を黒田恵司先生、講演者を牧野真太郎先生として、妊娠中から出産後にかけての女性の体の変化と、葉酸、鉄分の摂取の重要性、そしてサプリメントの活用について解説が行われました。
妊娠初期には胎児の神経管などの重要な器官が形成されるため、この段階での葉酸摂取が不可欠です。そのため、妊娠前からマルチビタミンサプリメントで葉酸を摂取し、妊娠中も継続することが推奨されました。また、妊娠中の貧血は母体と赤ちゃん双方に影響を与えるため、貧血への対応が重要であり、妊娠前・妊娠中・産後を通して十分な鉄分を摂取する必要性が強調されました。特に近年増加している「産後うつ」のリスクにも言及され、その予防の観点からも鉄分摂取の重要性が示されました。
まとめ:妊娠前から産後まで継続的な栄養摂取の重要性
2つの講演を通して、葉酸、鉄、ビタミンDをはじめとするマルチビタミンを、妊娠前から妊娠期、産後まで継続して摂取することが、母体と赤ちゃんの健康に繋がるという結論が示されました。
エレビット®ブランドの情報発信
バイエル薬品は、「エレビット®」ブランドサイト、X、Instagramで製品情報に加え、葉酸やその他の成分、食事と栄養に関する情報、妊活中・妊娠中・産後の女性のための情報を発信しています。これらの情報は、産婦人科医などの専門家の監修に基づいており、妊活中・妊娠中・産後の女性の心と体をサポートすることを目指しています。
エレビット®ブランドファミリー
バイエル薬品は、「エレビット®(プレナタルケア)」、「メネビット®」、「エレビット® 植物性DHA」、「エレビット® 産後ケア」といった製品群を提供することで、妊娠前から産後まで、母親と赤ちゃんの健康を包括的にサポートしています。
エレビット®(プレナタルケア)
「エレビット®(プレナタルケア)」は、妊活中・妊娠中の女性と胎児の成長に必要な12種類のビタミンと6種類のミネラルを配合したサプリメントです。
メネビット®
男性向けのマルチビタミンサプリメントで、男性の妊活をサポートする成分を配合しています。
エレビット®植物性DHA
魚介類が苦手な方でも摂取しやすい植物性DHAを配合したサプリメントです。
エレビット® 産後ケア
産後・授乳期の女性のために開発されたマルチビタミンサプリメントです。
バイエル薬品は、医療用医薬品とコンシューマーヘルスの両事業を通じて、人々の健康に貢献しています。