マイナビの調査結果
2025-09-12 13:17:57

マイナビが2027年卒業予定者のキャリア意向調査を発表し、現状を探る

株式会社マイナビは、2027年卒業を控えた全国の大学生や大学院生を対象にした「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査8月」の結果を発表しました。調査結果によると、8月のインターンシップ参加率が前月比で大幅に増加したことが分かりました。具体的には、参加率は16.7%で、前月から9.8ポイントの上昇を見せました。これは、学生たちが夏季休暇を利用して就業体験を行うための絶好の機会が与えられたことで、参加が増えたと考えられます。

インターンシップ参加に伴い、学生たちが必要とする初任給額にも変化が出てきました。調査によれば、最低限ほしい初任給額として最も多かったのは「25~26万円未満」であり、その比率は26.5%でした。次に多かったのは「30万円以上」という回答で、これを希望する学生は17.8%にのぼっています。この傾向は前年の結果と比較しても明らかであり、学生たちの初任給に対する期待が高まっていることが伺えます。彼らは自らの希望する業界や職種の平均初任給を参考にして、実際の数値を見極めながら期待値を設定しているようです。

また、調査では大学での学習以外に自己投資を行っている学生が約60%に達していることも明らかになりました。具体的な自己投資の内容としては、資格取得のための勉強が62.1%で最も多く、語学学習や健康管理も続いています。自己投資を行う目的については、自身のスキルや強みを増やしたいという動機が62.4%と多数を占めており、キャリア形成に対する意識の高まりが顕著です。

さらに、インターンシップや仕事体験に参加する際の服装について多くの学生が企業からの指定を求めていることも注目されました。91.9%が企業からのドレスコードの提示を希望しており、その理由としては、選択肢が多すぎてどのような服装が適切か分からないという不安が挙げられています。このように、参加時の服装に関するガイドラインの有無が参加者にとって安心感をもたらす要因であることが分かります。

調査の結果、学生たちが望む初任給額に関する期待値が前年から上昇していることが確認され、自己投資に対する意識も進展しているといえるでしょう。今後は、大学での学業と自己投資をどうバランスよく進めていくかが、将来のキャリアにおいて重要な課題となるかもしれません。マイナビキャリアリサーチラボの研究員、服部幸佑氏は学生たちに対して、スキルを磨く努力や投資を続け、人それぞれのキャリアの選択肢を広げていくことの重要性を強調しています。

この調査は2025年8月20日から8月31日までに実施され、1,206名の有効回答を得て行われました。調査結果の詳細は公式サイトで確認できます。マイナビの「キャリアリサーチLab」は、雇用や労働に関するデータを通じて個人のキャリア形成をサポートする情報を提供しており、社会全体でのキャリアの在り方を考えるための一助を担っています。


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会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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