オーストラリアのグリーン島観光クルーズ開業100周年
オーストラリア北東部、クイーンズランド州で、ケアンズとグリーン島を結ぶ観光クルーズが開業100周年を迎えました。この特別な日に合わせて、様々な記念イベントが開催されています。特に注目されているのが、100周年を記念したポストカードの販売です。このポストカードは、グリーン島とクルーズ船の美しいデザインが施されており、旅行の思い出として持ち帰ることができます。
特別なポストカードと郵便ポスト
記念ポストカードは期間限定で販売され、訪れた人々がその思い出を家族や友人と共有するための素晴らしい手段となります。特にグリーン島のインフォメーションセンター前には、新たに設置された郵便ポストがあり、そこにポストカードを投函することで、旅行の体験を広めることができます。また、この郵便ポストにはQRコードが掲示されており、スマートフォンで読み取ることでAR(拡張現実)フォトフレームが表示されます。このフォトフレームを利用すれば、グリーン島近くの海洋生物と一緒に写真を撮ることができ、楽しい思い出づくりができます。
教育旅行グループ向けの特典
さらには、一般団体や教育旅行グループ向けにも特別な取り組みが行われています。グリーン島の歴史を後世に伝える「訪問記念ボード」が設置され、参加した学校の名前が刻まれたプレートが飾られます。このように、訪問者は自分の足跡を残すことができ、思い出が形として残るのは素晴らしいことです。
グリーン島の魅力
グリーン島は、ケアンズから約27キロメートルの位置にあり、世界遺産であるグレートバリアリーフ海洋国立公園に属するリゾートアイランドです。先住民のグルグル・グンガンジ族の言葉で「ウンヤミ」と呼ばれるこの島は、自然の美しさと独自の文化を兼ね備えています。島の周囲を一周するのに約30分とコンパクトで、シンプルに散策することができ、サンゴが堆積してできた純サンゴ島でも知られています。シュノーケリングや海水浴が楽しめるビーチのほか、国立公園として指定された熱帯雨林を探索できる自然散策路もあり、多彩なアクティビティが用意されています。
歴史あるクルーズの起源
この観光クルーズは1924年にヘイルズ家が始めたもので、当初は隔週でフェリーが運航されていました。その後、1948年には世界初のガラス底ボートが導入され、訪れる人々に新たな体験を提供しました。1992年にはグリーン・アイランド・リゾートが再開発され、2005年にはクイックシルバー社がグレードアドベンチャーズとともにグリーン・アイランド・リゾートを買収し、現在もケアンズから毎日運航が行われています。
クイーンズランド州についての情報
クイーンズランド州はオーストラリアの北東部に位置し、人口は約550万人。温暖な気候と日本との時差がわずか1時間と、旅行者にとって訪れやすい地域です。また、観光地も多数存在し、ケアンズやブリスベン、ゴールドコースト、グレートバリアリーフなどが有名です。詳しい情報は公式ホームページをご覧ください。公式リンク:
Queensland Official Website
この記念すべき100周年のイベントは、多くの旅行者にとって特別な思い出を作る絶好の機会となるでしょう。