株式会社マプリィの新技術、mapryMMSがインフラ点検を変革
株式会社マプリィ(本社:兵庫県丹波市)は、電力会社やインフラ関連事業者向けに新しい計測システム「mapryMMS(モービルマッピングシステム)」の4Kカメラオプションを搭載したモデルを発表しました。このシステムは、現場の点群データを高解像度の映像と同時に取得できる特長を持っています。これにより、電柱やその他の設備の点検が飛躍的に効率化されることが期待されています。
mapryMMSとは?
「mapryMMS」は、LiDAR(レーザー計測)、カメラ、GNSS(グローバルナビゲーション衛星システム)を搭載した革新的な計測システムです。車両が移動しながら街全体の3D点群データと映像を収集できるその機能は、多様な現場での利用を可能にします。また、小型車や軽トラックへの搭載が可能で、わずか数回のタッチで広域を効率的に計測できます。取得したデータは専用ソフトに簡単に取り込まれ、自動的に解析、地物登録、GISとの連携が可能です。
特に、インフラ点検用の4K高解像度カメラをオプションとして追加することで、電柱や設備の詳細なデータ取得が行えるようになります。このカメラの解像度は4096×2992ピクセル、24fpsの動画撮影が可能で、現地での詳細確認が容易に行えます。
mapryMMSの特長
動画と点群データの連動
mapryMMSの大きな特長は、動画と点群データが連動して操作できることです。動画再生の際、点群データも同時に動くため、現地の詳細を把握しやすくなっています。
電柱位置のマーキング
ゲットした点群データ上では、電柱の位置をマーキングしてGISに反映することが可能です。この機能により、電柱番号の正確な識別や官民境界の判定が行えます。
高解像度記録の効果
4Kの高解像度カメラにより、電柱設備の点検が効率化され、作業の正確性が向上します。現地に足を運びつつ確認する手間が減り、デスク上での確認作業が可能です。
使いやすさ
簡単な現場操作
事前にPCブラウザのmapryGISを使用して走行ルートを計画し、その後現場ではタップ操作だけで計測が開始できるシステム設計がされています。これにより、専門知識がない人でも手軽に利用可能です。
豊富な出力データ
mapryMMSは、データ出力形式が豊富で、写真と撮影地点の座標情報CSV、地点登録したポイントのShapeデータ、点群データと連動した動画など、多様な形での報告書作成や社内共有がサポートされます。
専用ソフトとの連携
mapryPC(点群解析ソフト)を利用することで、地物の登録や分類が可能となり、GISへの反映もスムーズに行えます。これにより、電力業界やインフラ業界の点検業務のデジタル化が進むことでしょう。
導入にかかる費用
4Kカメラ搭載モデルの通常料金は2,137,000円(税込み)で、オプションの4Kカメラは650,000円で利用できます。また、年間のアプリケーション利用料として78,000円が別途必要です。
例えば、電力やインフラ関連の事業者にとって、mapryMMSは業務効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。全ての現場がデジタル化されつつある今、この技術は特に注目されるでしょう。
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会社情報
マプリィは、測量や林業、防災、農業、建設業界に向けて、これまで難しかった三次元データの取得や利用を手軽にするためのソリューションを提供している企業です。詳細は公式サイトをご覧ください。
株式会社マプリィ