インクルーシブ映画「コーダあいのうた」上映会、福岡市民ホールで開催

福岡市民ホールで特別な映画上映会が開催されます。その名も「コーダあいのうた」。この映画は、家族の中で唯一の健聴者である少女が"歌うこと"を夢見て、困難に立ち向かう感動の物語です。映画はシアン・ヘダーが監督と脚本を担当し、エミリア・ジョーンズやマーリー・マトリンなどが出演します。

映画のあらすじ

「コーダあいのうた」の物語は、高校生のルビーを中心に展開します。豊かな自然に囲まれた海辺の町で育った彼女は、親と兄の3人が全員聴覚障がいを持つ家庭に育ち、日々"通訳"として家業の漁業を手伝っていました。しかし、ルビーには歌の才能があり、彼女は密かに憧れるクラスメイト、マイルズと一緒に合唱クラブに参加することを決意します。

ルビーの歌声は、彼女の顧問の先生に認められ、都会の名門音楽大学への進学を勧められます。しかし、彼女の両親は、その才能を理解することができず、家族の助けを続けることを選ばせようとします。困惑するルビーは、夢と家族との間で葛藤しながら、自分の道を模索していきます。彼女の歌声が、彼女の家族の世界にどのように影響を与えていくのか――その過程が映画で丁寧に描かれていきます。

隆盛の感動を与えるインクルーシブ上映

本上映会では、すべての観客が心から映画を楽しめるように、様々な鑑賞サポートが準備されております。日本語吹き替え、音声ガイド、字幕、さらには補聴システムを整えており、手話対応も可能です。このような配慮により、すべての方が平等に映画の感動を味わうことができます。

開催情報

上映会は2025年9月19日（金）に行われ、全3回の上映があります。具体的なスケジュールは11:00、15:00、19:00からのスタートとなります。最初の開場は各回とも30分前です。場所は福岡市民ホールの小ホールで、入場料金は様々なライセンスを持つ方に応じて変わります。障がい者手帳をお持ちの方は無料で観覧でき、介助者1名も無料です。一般の方は800円、高大生500円、小中生300円で、未就学児は無料ですが、3歳未満は入場不可となります。