高校生と共に創る「感謝祭」開催へ
北海道札幌市で、地域の高校生たちと力を合わせて共創イベントが開催されます。扱うテーマは「働く」ということ。これは単なるイベントではなく、そこに関わる全ての人々が「食」「福祉」「教育」を繋いで新しい社会の形を見つけ出すための試みです。主催するのは株式会社ブルーブロッサムで、その代表を務める工藤勲氏の情熱がこのイベントを生み出しました。
株式会社ブルーブロッサムとは
ブルーブロッサムは、見た目が不揃いな野菜を利用して焼き菓子を製造・販売しており、食品ロスの削減に取り組む企業です。その活動は、発達障がいのある方々への就労支援も重視しており、社会全体に新しい視点を提供しています。特に、工藤氏は自身の娘が発達障がいであることを背景に、より良い働く環境を提供するためにこの会社を立ち上げたと言います。
新しい形のイベント
「ブルーブロッサム3周年記念 感謝イベント」は、2025年11月16日(日)に本願寺札幌別院で開催され、その日には高校生たちが主導する様々なプログラムがあります。その中で、特に注目されるのは、障がいのある方々が作った「パウンドケーキ」や「Vege Rusk」の試食・販売です。この取り組みは、ただ商品を売るのではなく、参加者が食を通じて福祉を学ぶ機会を提供します。さらに、高校生たちが自ら企画したステージイベントやスイーツづくり体験なども盛り込まれており、全世代が楽しめる内容です。
社会課題に向き合う
文部科学省の調査によれば、特別支援学校を卒業した生徒のうち一般企業に就職できるのは約20%しかないとされています。工藤氏は、この現状を憂慮し、「若者が安心して働ける場所を作りたい」という親の想いからこのイベントの開催を決意しました。障がいのある方が当たり前に社会で活躍できる環境を整えるためには、まずは地域全体がその必要性を理解し、行動することが重要です。
イベントへの参加
当日は、焼き菓子やワークショップ、展示ブースなど、多彩なコンテンツが用意されています。来場者は「食べて・学んで・考える」体験を通じて、社会課題についての理解を深め、その解決に向けて一歩踏み出す機会を持つことができます。このイベントがきっかけとなり、さらなる「つながり」が地域中に広がることを目指しています。
取材のお願い
工藤氏は、親としての想いが生んだこの挑戦を、多くの人に知ってもらいたいと願っています。是非、取材を通じて次世代が創る新しい社会の可能性を広めていただければと思います。
イベント概要
- - 名称:ブルーブロッサム3周年記念祭り
- - 日時:2025年11月16日(日)13:00~16:00
- - 場所:本願寺札幌別院(札幌市中央区)
- - 主催:株式会社ブルーブロッサム
- - 協力:札幌龍谷学園高等学校、一般社団法人fanfare、Hooky!
- - 内容:焼き菓子の販売・試食、高校生によるステージ企画、スイーツづくり体験、物販・展示ブースなど
ぜひ地域の未来を共に考える一日を過ごしませんか。お忙しい中、取材のご検討をどうぞよろしくお願いいたします。