AIビジネスプランコンテスト
2021-02-04 15:39:50

九州工業大学で開催されたAI・IoT・5Gビジネスプランコンテストの成果とは

2021年度の「IoT/AI/5Gビジネスプラン・コンテスト」が、九州工業大学で開催されました。このコンテストは、IoT技術、人工知能(AI)、および第5世代通信(5G)を駆使して、さまざまな社会課題の解決を目指すビジネスプランを提案する場です。特に、学生たちが課題を見つけ、解決策を提供する能力を育てることを目的としています。

参加者は全体で26のグループに分かれ、最終的に選ばれた8つのチームが熾烈なプレゼンテーションを展開しました。そこで、特に目を引いたのが、「DX!自由視点映像で競馬界をアツく!!」というテーマで発表したグループです。このプランを発表したのは、財前智行さん、庄嶋篤さん、水戸竣哉さんの3人であり、見事最優秀賞を受賞しました。

財前智行さんは「自分たちのアイデアを形にし、発表できたことは非常に価値のある経験でした。審査員からのフィードバックを受けて、他のチームのプレゼンを参考にすることもでき、成長の糧になりました。この経験を今後の学生生活や社会人生活に生かしたいと思います」と、喜びと意欲を語りました。

審査員の一人として参加した九州工業大学の芹川理事は、通常の授業とは異なる観点でビジネスプランを考える大切さを強調しました。「実現性や収益性、ユーザー性、さらには社会性など、様々な観点からビジネスプランを評価することは、学生が将来社会に出る際に必要なスキルです。こうした機会を通じて、参加した全ての人がワンランクアップする良いきっかけとなったでしょう」と語りました。

また、同じく審査員を務めたAI-Labの野嵜理事は「デジタル技術の急速な変化に対応する世代が次の時代を築くためには、学生時代に何を学び、社会にどう貢献していくかを常に考える力が求められます」と、参加者にエールを送りました。

受賞者リストには、最優秀賞の「DX!自由視点映像で競馬界をアツく!!」の他に、特別賞を受賞した次のプランもありました;「タケノコマッチング」、「衛星画像を用いた屋根工事依頼プラットフォーム」、「口コミカーナビ」、「ストレス社会で生きるあなたに」、「わんうぇいどろっぷ〜One Way Drop〜」。さらに佳作には「スマート農業促進プラン「TSUNAGU」」や「AI×IoT〜食品ロスを削減する冷蔵庫〜」が選ばれました。

最終審査会は2021年1月27日(水)にオンラインで開催され、晴れの舞台で出場者たちのプレゼンが行われました。最優秀賞には10万円、特別賞にはそれぞれ5万円が贈られました。

このようなAI-Labが主催する産学連携のビジネスプランコンテストは、AI技術の研究開発を行うことにとどまらず、その活用法を考える場でもあります。AI-Labのメンバーは、様々な分野で活躍する専門家たちによって構成されており、技術の研究と実際の活用に関する多角的な視点を持っています。

AI-Labは大学生に対するキャリア教育の機会を提供することも目指しており、ビジネスプランコンテストや大学授業を通じて、学生に実践的な経験を与えています。これにより、彼らが社会で即戦力として活躍できるようサポートしています。

このようなプラットフォームを通じて、新しいアイデアが生まれ、学生たちの成長が促されることが期待されます。AI-Labは今後も、さまざまな分野における知識を融合し、未来を見据えた新たなソリューションの創出に貢献していくことでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人AI-Lab
住所
福岡市博多区博多駅東1丁目1番33号はかた近代ビル7F
電話番号
050-5866-7978

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