首都圏住宅地価、16四半期連続上昇!都心部を中心に価格高騰が続く
野村不動産ソリューションズが発表した「住宅地価INDEX」によると、2024年第2四半期(4~6月)の首都圏住宅地価は前四半期比プラス0.9%となり、16四半期連続の上昇を記録しました。
特に東京区部、埼玉、千葉での上昇が目立ち、首都圏全体の価格上昇を牽引しました。
都心部を中心に価格高騰が続く
東京区部では上昇率が拡大し、都心5区の千代田区・中央区・新宿区を中心に価格高騰が続いています。都心周辺の文京区・目黒区・中野区・杉並区においても上昇地点が増加し、都心5区の価格高騰が再び周辺区に広がりつつあります。
関西圏でも上昇
関西圏でも上昇が続いており、2024年4-6月期の変動率はプラス2.0%で、4四半期連続で上昇しました。大阪市内・北摂・阪神間・京阪・南大阪では上昇率が拡大し、大阪市内・南大阪では3四半期連続で大きな上昇率となりました。
地価調査のポイント
「住宅地価INDEX」は、野村不動産ソリューションズが独自に実施する地価調査を指数化したもの。1989年7月よりスタートし、各店舗の営業エリアにおいて調査地点を選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定しています。対象エリアは首都圏、関西圏、名古屋の住宅地および商業地で、236の調査地点を設定しています(首都圏住宅地の調査地点数は169、関西圏の住宅地の調査地点数は40)。
詳細情報は「ノムコム」で確認できます
調査結果は、不動産情報サイト「ノムコム」上で公開されています。https://www.nomu.com/knowledge/chika/
また、中古マンションについては、「ノムコム」の「マンションデータPlus」にて、個別のマンションごとに推定相場価格や周辺エリアの相場情報を確認できます。
「マンションデータPlus」 https://www.nomu.com/mansion/library/
今後の動向
今後も「住宅地価INDEX」は、市場の動向を把握する上で重要な指標となることが予想されます。今後の動向に注目していきましょう。