スポーツドリンク・機能性飲料利用調査2025
マイボイスコム株式会社は、2025年9月1日から7日までの期間中、15回目となる【スポーツドリンク・機能性飲料利用】に関する調査を実施しました。本調査では、11,504名を対象に、スポーツドリンクや機能性飲料の使用状況や期待される効果について詳しく聞いています。
調査結果概要
調査の結果、スポーツドリンクや機能性飲料を飲むと答えたのは全体の約61%でした。その中で、週に1回以上飲む頻度を示す方は約18%に留まっています。特に女性の10代から20代や70代のグループでは「まったく飲まない」という回答が他の層に比べて高く、約48%に及ぶことが分かりました。これらの結果から、年齢層による飲用習慣の差を感じることができます。
人気の飲料銘柄
直近1年間に飲んだスポーツドリンク・機能性飲料としては、「アクエリアス」や「ポカリスエット」がそれぞれ60%を超える割合で人気の高さを示し、次に「グリーン ダ・カ・ラ」が20.6%となっています。また、若年男性層においては「ドデカミン」の人気も確認されており、多様な嗜好が見えてきました。
飲用シーン
スポーツドリンクや機能性飲料を飲むシーンについては、「汗をかいた時」「脱水症状を防ぎたい時」「喉が渇いたとき」との回答が各30%台を記録しました。また、筋トレやスポーツを行った後に飲むことが多いことも示されました。このように、飲用するシーン別に利用目的が明確であることが分かります。
期待される効果
飲用者が期待する効果としては、「水分補給」が71.3%で最も高く、次いで「熱中症対策・予防」が58.8%となりました。これらの結果は、特に炎天下で活動する場合やスポーツを行う方々にとって、これらの飲料が重要であることを示しています。さらに、運動前後に栄養素を整えるための飲用意向も強くあり、従来の水分補給を超えた役割が求められています。
飲用意向
飲用意向については、「飲みたい」と「まあ飲みたい」を合わせると全体の50%を超える結果となりましたが、2022年の調査と比較して減少傾向が見られます。週に1回以上飲むと答えた人の中では90%以上が飲用意向を示していますが、それでも現在飲んでいない方は約6%に留まっています。このことから、さらに飲用率を向上させる施策が必要とされています。
課題と改善点
調査に寄せられたコメントの中には、スポーツドリンクや機能性飲料に対する不満も見受けられました。例えば、糖分が過剰で健康面で気になるという意見や、味が似通っているため選択肢に乏しいという声がありました。また、地域や季節に応じた飲料の選択肢があればいいといった要望もあり、企業にとっては大きな課題と言えるでしょう。特に、健康志向が高まる中で新しい商品開発が求められています。
おわりに
これらの調査結果は、スポーツドリンクや機能性飲料の今後の開発や販売施策に資する重要なデータとなります。消費者のニーズを的確に掴むことで、より多くの人に受け入れられる商品を提供していくことが求められています。調査結果は今後のマーケティング戦略の一助となるでしょう。
詳細な調査結果は以下のリンクよりご覧いただけます。
調査結果詳細リンク