2019年の花のトレンド
2019-12-02 16:20:07
花の賞が示す2019年のトレンドと新たな可能性
花の賞が示す2019年のトレンドと新たな可能性
2019年12月6日、東京の大田市場で開催されたフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAで、福島県の『グリーンテック』が持つドウダンツツジが最優秀賞に輝きました。このイベントは花き業界で注目の賞であり、受賞作品を通じて、一年のトレンドを俯瞰することができます。
今回の受賞作品には『ナチュラル』と『映え』というキーワードがあり、これらが花選びにおいて重要な役割を果たしています。特にSNSの普及により、見た目の美しさが購買意欲を左右するようになりました。その背景には、生産者たちが「市場で喜ばれる花」を作り出すために、長年の努力を重ねていることがあります。
最優秀賞:ドウダンツツジ
最優秀賞を受賞したドウダンツツジは、福島県いわき市に位置するグリーンテックが手がけています。この樹木は、一枝でもその場の雰囲気を劇的に変える力があり、最近では自然なインテリアとして好まれる傾向にあります。実際に、一般家庭や商業施設で使用されている様子が多く見られます。
また、国外への輸出も行われており、日本独自の魅力が評価されています。国内各地で生産される中、グリーンテックの蓮実さんは、細かな対応が評価され、受賞に至りました。
優秀賞:イキシア アクアマリン
千葉県茂原市の高坂園芸が誇るイキシア『アクアマリン』も優秀賞を受賞しました。高坂さんは、脱サラ後に花生産に転身、16年かけてこの青い花を育て上げました。近年の台風で一時的に被害を受けたものの、再開に向けて復旧作業を行っています。
特別賞:ハイブリッドスターチス 雲竜
長野県諏訪市のJA信州が育てるハイブリッドスターチス『雲竜』は、そのかわいらしい姿から特別賞を受賞しました。控えめでありつつも、他の花と相性が良く、昨今新たな人気を集めています。
新商品奨励賞:バラ マンゴーリーバ
群馬県前橋市の前橋バラ組合が育てるバラ『マンゴーリーバ』は、その鮮やかなマンゴー色で新商品奨励賞を受けました。組合は、常に市場のニーズに応じた新しい品種を導入し、高い評価を受けています。
まとめ
これらの受賞作品は、花市場のトレンドと生産者の情熱を反映しています。2019年のフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAを通じて、私たちは花の新たな可能性と美しさに出会うことができました。今後も、これらのトレンドに注目していきたいと思います。
次回のフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAは、2020年に訪れる新たな花のトレンドを期待させることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 大田花き花の生活研究所
- 住所
- 東京都大田区東海2-2-1
- 電話番号
-
03-3799-5578