植物工場野菜の新たな挑戦
株式会社RYODENは、植物工場で生産された野菜を新たに「VEGE MONSTER(ベジモンスター)」としてリブランディングすることを発表しました。これに伴い、パッケージデザインを大幅にリニューアルし、2025年7月から順次新商品を展開する予定です。
リブランディングの背景
現在販売されている植物工場野菜7商品は、平仮名の頭文字を用いたシンプルなデザインで多くの支持を集めています。しかし、販売開始から7年が経過し、さらなるブランドの魅力向上を図るためにリブランディングを決断しました。新しいパッケージデザインには株式会社RYODENが考案したオリジナルキャラクター「ベジモンスター」を採用し、より親しみやすく、圧倒的な視認性の向上が図られています。特にお子様を含む多くのお客様に手に取っていただきたいという思いが込められています。
新しいパッケージでは、植物工場野菜の特長を強調する内容が盛り込まれ、消費者に向けた魅力を倍増させる工夫がされています。
植物工場野菜の特長
植物工場で栽培された野菜は、その特長により消費者から高い評価を受けています。以下にその魅力的な特長をまとめました。
- - 鮮度・おいしさ長持ち:クリーンな環境で栽培され、生菌が少なく、通常の露地栽培と比較して約1000分の1の生菌量を実現しています。
- - 安心・安全:栽培期間中に農薬を使用せず、食の安全がしっかりと保障されています。
- - 安定品質:天候に依存せず、一年中同じ高品質の野菜を提供できます。
- - 時短・便利:土や虫が付着しておらず、そのまま食べられるため、調理時の手間を大幅に軽減します。
- - 持続可能:環境に優しい栽培方法を採用し、資源の再利用にも配慮しています。
RYODENの植物工場事業
RYODENは2017年に屋内栽培用のLED開発から植物工場事業に入りました。以来、植物工場の開発支援や機器導入、施工管理など幅広く展開し、2022年には自社開発の植物工場「ブロックファーム合同会社」でのほうれん草栽培に成功しました。また、2023年には植物工場野菜流通の最大手である「株式会社ファームシップ」を子会社化し、IoTシステムを活用した植物工場の運営支援を行っています。国内市場での植物工場野菜の販売シェアは業界トップであり、他社との共同開発も行い、業界全体の活性化にも貢献しています。
未来への展望
RYODENは今後も植物工場事業で培った技術を活かし、微細藻類や光合成細菌の成分抽出など新たなビジネス展開を進める計画です。これにより、気候変動や食料問題などの社会的課題の解決に向けたリーダーシップを取ることを目指しています。
企業情報
株式会社RYODENは、1947年に設立され、「人とテクノロジーをつなぐ力で