大正大学「発達臨床センターかるがも」が地域を支援
大正大学のカウンセリング研究所は、2025年9月17日に新しい分室として「発達臨床センターかるがも」を開設しました。このセンターは全ての子どもが安心して成長できる環境を作るために設立され、特別な支援を必要とする子どもたちへのサポートを主な目的としています。
発達臨床センターかるがもとは?
「発達臨床センターかるがも」は、社会が抱えるさまざまな発達に関する課題に対応するために設計された施設です。不登校やひきこもり、育児不安や児童虐待といった問題に対し、発達の視点からカウンセリングや包括的なアセスメントを提供します。これを通じて子どもたちを支援しつつ、学生たちには専門的な知識や実践力を高める機会を設けています。
本センターは、大正大学が推進する「すがも街なかキャンパス」の一環として設立され、地域住民や専門機関との連携を強化することを目指しています。特に、発達臨床の分野にフォーカスした教育や研修プログラムも充実させ、心理専門職としての実力を培う場としての役割も担っています。
オープンディの開催
センターの開設に際して、「発達臨床センターかるがも」の活動を地域の皆さんや専門機関に知っていただくためのオープンディが開催されます。日時は2025年11月23日(日)から24日(月)まで、すがも街なかキャンパス内のセンターにて行われ、地域の方々や興味を持つ専門家の参加が見込まれています。
オープンディの見どころ
オープンディでは、センターの具体的な内容紹介に加え、イラスト展や子ども向けのアクティビティも行われます。イラストレーターHaluさんによる「動物園にいる仲間たち」というテーマの作品展示が行われ、実在の動物たちを生き生きと描いた作品が楽しめます。また、子どもたちが自由に絵を描けるコーナーも設けられており、作品をセンターに展示することが可能です。
大正大学の教育理念
大正大学は、1926年に設立され、仏教の精神に基づいた「智慧と慈悲の実践」という理念を持っています。この理念に基づき、4つの人となる教育ビジョンを掲げ、地域と連携した学びを深めることに力を入れています。これまでの90年以上の歩みを土台に、2026年の設立100周年を「第二の開学」と位置付け、さらなる発展を目指す姿勢を見せています。
まとめ
新たに開設された「発達臨床センターかるがも」は、地域社会に寄り添い、子どもたちの成長を支える重要な施設となることでしょう。オープンディや地域連携の強化により、その理念を多くの人々に広めていく姿勢が期待されます。