林忠彦賞受賞
2025-03-25 17:09:24

第33回林忠彦賞受賞:鶴巻育子の「ALT」が贈る新たな視覚の探求

第33回林忠彦賞受賞作決定



山口県周南市で開催される第33回林忠彦賞の受賞作品が発表されました。受賞したのは、写真家・鶴巻育子(つるまきいくこ)さんによる写真集「ALT」です。この賞は、周南市出身の著名な写真家、林忠彦の偉大な業績を後世に伝えるために創設され、いかに写真文化を振興していくかを目指しています。

授賞式と記念イベントの詳細



授賞式は令和7年4月26日(土)の14:00から16:00まで、周南市にある遠石会館の千歳の間にて行われます。この日には第一部として授賞式が行われ、第二部では第24回林忠彦賞を受賞した中藤毅彦氏による講演会が予定されています。

参加は無料ですが、参加を希望される方は周南市美術博物館(0834-22-8880)へお電話でのお申し込みが必要ですので注意が必要です。

さらに、受賞を記念した写真展が周南市美術博物館で開催されます。展覧会は4月26日から5月11日までの期間、毎日9:30から17:00まで開館(入館は16:30まで)します。ただし、4月28日(火)と5月7日(水)は休館となります。こちらも観覧は無料ですので、ぜひ足を運んでください。

トークショーも開催


また、4月27日(日)には鶴巻育子氏によるトークショーが周南市美術博物館の講座室で行われます。定員が40名となっており、こちらも先着順なので早めの申込みをお勧めします。トークの聞き手には、美術博物館の館長であり、林忠彦賞の選考委員でもある有田順一氏が登壇します。

受賞作品「ALT」に込められたメッセージ



鶴巻さんの受賞作「ALT」は、視覚のあり方をテーマにしたもので、内容は3部構成となっています。第一部では視覚障害者のポートレートを撮影し、第二部では彼らから聞き取りを行い、視覚以外の感覚で世界を捉えようと試みています。さらに第三部では、視覚障害を持つ人々と共に街でスナップ撮影を行い、それによって表現された彼らの感覚がどのように世の中に影響を与えるかを考察しています。

この作品は、目で見ることが何を意味するのか、そして「見る」という行為が実際にはもっと広範囲であることを再考させてくれるものです。鶴巻氏は、自身が受けた視覚的な経験を通して、新しい景色を見せてくれることの大切さを訴えています。

鶴巻育子氏のプロフィール



鶴巻育子さんは1972年に東京で生まれ、97年に渡英して語学を学びました。その後、日本に帰国し、写真を学び始めました。現在、彼女は写真家として活動し続け、新しい視覚体験を提供するための作品作りに奮闘しています。彼女の経歴には、数々の国内外の写真展出展や、写真ギャラリー「JamPhotoGallery」の運営などが含まれています。

ありがとうございました


「ALT」は、見えないものを見るための新しい視点を提供してくれる作品となっています。授賞式、トークショー、受賞記念展を通じて、多くの方がこの素晴らしい作品と向き合うことを期待しています。最後に、周南市の徳山駅では林忠彦賞歴代受賞作品を紹介する展示も行われているので、ぜひ立ち寄ってみてください。受賞作品の数々が、皆さんの新たなインスピレーションとなることを願っています。

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