3Dプリント家具ブランド「+0.2」
2024-05-24 12:00:02

廃材を生かしたサステナブル家具ブランド「+0.2」がオルガテック東京2024に出展

廃材から生まれたサステナブル家具ブランド「+0.2」、オルガテック東京2024に出展



福岡県大川市に拠点を置く株式会社井上企画は、2024年5月29日から31日にかけて東京ビッグサイトで開催される「オルガテック東京2024」に、日本初の3Dプリンター造形専門インテリアブランド「+0.2(プラスレイテンニ)」を出展します。同ブランドが発表するスツール「TSUYU」は、木材加工時に発生する端材とプラスチックを組み合わせた新素材「maruiペレット」を使用。環境への配慮と高いデザイン性を両立させた、革新的な製品です。

サステナビリティとデザイン性の融合



「+0.2」は、3Dプリンティング技術を駆使し、従来の木工技術では実現が難しかった複雑な形状の家具を制作。特に「TSUYU」は、水滴をイメージした三次元曲面を特徴とし、その美しいフォルムは多くの来場者の目を惹きつけました。

「maruiペレット」は、広葉樹の端材とプラスチックを複合させた素材で、着色剤を使用せず木材本来の色味と質感を生かしながら、高い強度と耐久性を確保しています。井上企画では、月間10トンにも及ぶ木材端材が発生しており、それらを有効活用することで、廃棄物削減と資源循環に貢献しています。3Dプリンターによる造形は、材料の無駄を最小限に抑える生産方法でもあるため、サステナビリティへの取り組みをさらに強化しています。

3Dプリンターの可能性を広げる「+0.2」の挑戦



「+0.2」は、「3Dプリンター造形を駆使し、世界に新しい価値を創造する」という理念のもと、従来の木工技術の延長線上にはない、全く新しい家具の創造を目指しています。感情や自然の揺らぎ、心の高まりを「カタチ」にするという挑戦的な姿勢は、多くのデザイナーや建築家からの共感を集めています。

「TSUYU」の開発には、福岡を拠点とする建築デザイン事務所である株式会社内田空間意匠工房が企画開発と販売を担当。井上企画が開発協力と製造を担当することで、両社の強みを活かした連携体制が実現しました。2時間30分の製造時間で完成する「TSUYU」は、3Dプリンティング技術の進化と可能性を示す象徴的な作品と言えるでしょう。

オルガテック東京2024への期待



「オルガテック東京2024」は、オフィスやファシリティに関する国際専門展示会「オルガテック」のサテライトイベントとして、アジア市場を牽引する東京で開催されます。今回で3回目の開催となる本イベントには、世界中から160社を超えるトップブランドが集結。最新の技術やデザインが融合した製品の数々が展示されます。「+0.2」は、本イベントを通じて、自社の技術力とサステナビリティへの取り組みを広く発信し、業界関係者との交流を深めることで、更なる発展を目指します。

企業情報



株式会社井上企画

代表取締役:井上慶子
本社所在地:福岡県大川市大字向島1998番4
事業内容:木材販売、加工、製品企画、素材開発、建築仕上げ材事業

株式会社内田空間意匠工房

代表取締役:内田剛司
所在地:福岡県福岡市博多区豊一丁目3-8 4F
事業内容:空間に関するデザイン・設計・企画・ディレクション業務

会社情報

会社名
株式会社井上企画
住所
福岡県大川市向島1998-4
電話番号
0944-87-1515

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