京セラコミュニケーションシステムが取得した高評価認定
京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下KCCS)は、働きやすい職場環境づくりを実現するための取り組みが評価され、厚生労働省から「えるぼし認定」の最高位である3つ星と、子育て支援に関する「くるみん認定」を2024年5月に取得しました。これにより、同社は女性の活躍推進及び子育て支援に力を入れた企業としての地位を確立しました。
DE&I(ダイバーシティエクイティ&インクルージョン)の取り組み
KCCSは、年齢や性別、国籍などに関係なくすべての従業員が活躍できる環境を整備しています。その一環として、DE&I(ダイバーシティエクイティ&インクルージョン)の原則に基づいた施策の推進が行われています。特に、「COCOLORプロジェクト」が2023年に始まり、以下のような具体的施策が進められています。
女性管理職支援
同社では、女性管理職の育成に向けた「女性管理職候補支援プログラム」を実施。将来の女性管理職を目指す候補者を選定し、スポンサー制度のもとで1年間の教育と支援を行っています。2022年度の女性管理職比率は7.8%であったのに対し、2023年度には11.7%に向上。この成長は情報通信業界内での平均値9.5%も上回るものです。更に、2024年4月には15.4%に達し、2030年までに30.0%の目標を掲げて積極的に取り組んでいます。
男性従業員の育児休業取得推進
KCCSでは、男性従業員が育児休業を取得しやすい環境を整えるための具体的な施策も講じています。2022年度の育児休業取得率は56.4%から2023年度には62.3%に向上しており、情報通信業界平均の24.5%を大きく上回っています。次の目標は、育児休業を1カ月以上取得する従業員を2026年度末までに60.0%以上にすることです。
有給休暇の取得推進
働きやすい環境を整えるために、有給休暇の取得も推進されています。2023年度の有給休暇取得率は86.1%と、業界の平均値63.5%を大幅に上回っております。今後は「5日連続休暇制度」を導入し、年間20日付与される有給休暇を100%取得できるように努力しています。
持続可能な企業の実現へ
KCCSは、今後も女性が活躍できる環境をさらに推進し、全従業員の多様性を大切にして成長できる企業の実現を目指しています。様々な活動を通じて、従業員が互いに高め合える職場環境を継続的に整えていく所存です。
認定制度の概要
えるぼし認定
「えるぼし認定」は、女性活躍推進法に基づく制度で、一定の基準を満たした企業にその優れた取り組みが認定されるものです。KCCSが取得した最高位の3つ星は、採用、継続就業、労働時間、管理職比率、多様なキャリアコースにおいてすべての基準を満たしている証です。
くるみん認定
「くるみん認定」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、育児支援に関する行動計画を策定・実行している企業に与えられます。KCCSはこの認定を通じて、さらなる育児支援制度の充実を目指しています。
結論
KCCSの取り組みは、女性の活躍と子育て支援の両面で多くの企業にとってのモデルケースとなる可能性を秘めています。企業の成長とともに、従業員が誇りを持って働ける環境を提供し続けてほしいものです。