ヘルスパッチMDの認証
2015-02-12 13:45:58
バイタル・コネクトの革新、ヘルスパッチMDが医療認証取得
バイタル・コネクトの「ヘルスパッチ® MD」医療機器認証取得
バイタル・コネクトは、最新の生体センサー技術を駆使した「ヘルスパッチ® MD」が、日本国内で医療機器の第三者認証を得たことを発表しました。この製品はテレメトリー式心電送信機および体動センサーとして認識されており、医療従事者にとって、入院患者や外来患者、さらには在宅での患者のバイタルサインをモニタリングする新たな可能性を示唆します。
ヘルスパッチMDの特長
「ヘルスパッチ® MD」は、胸部に貼付する使い捨て型のワイヤレス心電送信機です。このデバイスは、心電図(ECG)や体動などの重要な生体情報を収集し、リアルタイムでデータを送信します。重さ約10g、厚さ6mmという軽量かつ薄型のデザインは、従来の医療機器に比べて患者の負担を大幅に軽減し、目立たないため、日常生活の中でも使用しやすい特徴があります。
「ヘルスパッチ® MD」は、心電図(単極)、心拍数、呼吸状態、姿勢、体表面温度といった主要な測定項目を連続的に取得します。データはBluetooth4.0を介して送信され、対応するソフトウェアを搭載した機器にて解析・表示が可能になります。
日本の健康問題とその解決策
日本は、急速な高齢化社会に直面しており、2030年までに人口の約3分の1が65歳以上になるとされています。高齢者の医療にかかるコストは国民医療費の50%を超え、年間で約26.7兆円が見込まれています。さらに、総務省の統計によれば、一人暮らしの高齢者は500万人を超え、緊急時に助けを求められる親族がいない人が多い現状です。
こうした背景から、日本の医療システムには、低コストで高品質な医療を提供する新たなソリューションが求められています。「ヘルスパッチ® MD」はそのニーズに応えられる製品であり、慢性疾患を持つ患者や入院患者の生体情報を連続的に送信・解析し、医療従事者がリアルタイムで健康状態を把握できるようサポートします。
国際的な認証と今後の展望
「ヘルスパッチ® MD」は、日本国内での認証に加えて、すでにアメリカ食品医薬品局(FDA)での承認、ヨーロッパ医薬品庁(EMA)からのCEマーク取得、カナダ保健省の認可も受けています。これにより、国際的にも利用が広がることで、日本国内の医療市場への影響が期待されています。
バイタル・コネクトのCEO、ネルシ・ナザリは「『ヘルスパッチ® MD』の医療機器認証取得は、日本における販売促進の上で非常に重要です。日本市場は、高い品質を求めつつもコストに敏感であり、こちらのニーズに応えるべく新技術を導入する姿勢が見られます」と述べています。
バイタル・コネクトは、今後「ヘルスパッチ® MD」を通じて、日本の医療現場における新たな解決策となることを目指しています。これは、医療の質を向上させるだけでなく、多くの患者に快適な生活の維持を支援するものです。
会社情報
- 会社名
-
バイタル・コネクト
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-10-1日土地西新宿ビル8階
- 電話番号
-
03-5325-3547