人気SFアニメのその後を描く『ホロニック:ガール』が登場
7月29日、創元SF文庫から新たな作品『ホロニック:ガール』が刊行されます。本作は、人気SFアニメ『ゼーガペイン』のその後を描いた長編小説で、著者はSF考証にも関わった高島雄哉氏です。二学期を迎えた舞浜南高校での普通の学園生活を送る守凪了子たちの物語が展開しますが、平穏な日常の裏には宇宙規模の危機が迫っているのです。
『ゼーガペイン』から続く新たな物語
『ホロニック:ガール』は、2016年に劇場公開された『ゼーガペインADP』の設定を元にしています。著者の高島雄哉氏は、これまでにも『エンタングル:ガール』や『不可視都市』などの作品を手がけてきた実力派の作家であり、『ゼーガペイン』の世界観を熟知しています。これまでの物語の続編として、本作がどのように発展していくのかが期待されます。
舞浜南高校に通う主人公、守凪了子は、新しく転校してきたツクルナたちと共に演劇の練習を始めます。学園生活がまるで演じられているかのように見える中、彼女たちの周囲には再び危機が迫っていることを知ることになります。そのリズミカルな展開と予想外の展開が、読者を引き込むことでしょう。
書誌情報と期待される内容
『ホロニック:ガール』は、308ページの文庫判で、定価は880円(税込)です。ISBNは978-4-488-78504-8で、CコードはC0193です。装画には米山浩平氏が手がけた美しいイラストが使用されており、視覚的にも楽しませてくれる一冊となっています。
内容は、謎めいた転校生たちとの出会いを通じて、キャラクターたちの成長を描き出しながら、彼女たちが向き合うことになる危機にも注目が集まります。高島氏は、独自の視点で新しい物語を作り上げており、ファン待望の作品となることは間違いありません。
高島雄哉のプロフィール
著者の高島雄哉氏は、1977年に山口県で生まれ、東京大学理学部物理学科を卒業。その後、東京藝術大学美術学部芸術学科も卒業しています。2014年にはその才能が認められ、第5回創元SF短編賞で受賞歴を持ち、2018年には長編化作品が話題になりました。彼の作品は常に新しい視点からSFの魅力を描いており、多くの読者を魅了しています。
まとめ
『ホロニック:ガール』は、SFファンや『ゼーガペイン』の愛好者にとって見逃せない作品です。新たな冒険がどのように展開し、登場人物たちがどのように成長していくのか、その詳細が非常に楽しみです。7月29日の刊行を心待ちにしながら、SF小説に新たな風を吹き込む本作に期待しましょう。それまでの間、公式サイトでの情報チェックもお忘れなく!