サイオスとJFrogが提携
2025-06-12 10:56:32

サイオステクノロジーとJFrogが協業し日本市場に進出

サイオステクノロジーとJFrogが協業した理由と展望



最近、サイオステクノロジー株式会社がJFrog Ltd.との業務提携を発表しました。これにより、企業向けのソフトウェア開発の信頼性や効率性を向上させるためのサービスが強化されることとなります。この提携は、特に日本市場において「JFrog Platform」の販売及びサポートを行うことを目的にしています。

DevSecOpsの重要性と背景



近年、企業はデジタル化を進めており、その中でソフトウェア開発や配布のプロセスを迅速かつ安全に行う必要性が増しています。特に、オープンソースソフトウェアの活用が拡大する中で、ソフトウェアのサプライチェーンにおける脆弱性やライセンス違反への対応が重要視されています。これにより、セキュリティを開発プロセスの初期に統合する「DevSecOps」の実践が急務となっています。

サイオステクノロジーは、この課題に応える形で、バイナリ管理やセキュリティスキャンを効率的に行える「JFrog Platform」の提供を決定しました。このプラットフォームは、社内外のリソースを一元的に管理することができ、高いセキュリティとコンプライアンスを確保できます。

「JFrog Platform」の多様な機能



「JFrog Platform」は、世界中の多くの企業で導入されており、その実績からも信頼性が伺えます。具体的には、以下の機能を備えています。

  • - アーティファクト管理の効率化: 開発者は重要なリソースに容易にアクセスでき、様々なバージョンのアーティファクトをシームレスに管理できます。
  • - セキュリティの強化: JFrog Xrayを活用することで、脆弱性の早期発見が可能になり、法的リスクへの対応もスムーズに行えます。
  • - 自動化とCI/CDの強化: JenkinsやGitHub ActionsといったCI/CDツールとの連携によって、開発フローの最適化が実現します。
  • - コラボレーションの改善: 共通のアーティファクトリポジトリを使用することで、チームの協力が促進されます。
  • - スケーラビリティとフレキシビリティ: 多様なデプロイメントオプションにより、企業のニーズに応じた柔軟な構成が可能となっています。
  • - コスト削減: 不要なアーティファクトの管理を通じて、ストレージコストを減少させ、全体的なコスト削減に寄与します。

今後の展望



サイオステクノロジーは、APIを利用したビジネスモデルの変革やレガシーシステムのモダナイゼーションを通じて、顧客のニーズに応えるソリューションを提供していく考えです。また、JFrogとの提携により、日本の企業に向けてより安全かつ迅速なソフトウェア開発・運用体制の確立を目指しています。

JFrog Japanのパートナービジネス責任者であるAlex Wang氏は、「サイオステクノロジーとの協力に非常に期待しています。両社の強みを活かして、日本市場でのデジタルトランスフォーメーションを促進していきます」と述べています。この協業により、企業の発展に貢献する新しいサービスが期待されます。

まとめ



今後、サイオステクノロジーは「API・AIエコシステムデザインソリューション」を通じて、DevSecOpsの課題解決を目指し、取扱製品サービスの拡充を進めていく予定です。「JFrog Platform」との連携を深化させ、顧客企業に最適な環境を提供することは、デジタル技術の進化において極めて重要なステップとなるでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
サイオステクノロジー株式会社
住所
東京都港区南麻布2-12-3サイオスビル
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。