日野市が「SAG賞」受賞！GIS活用で地域課題解決へ！DX推進の取り組みが世界で評価

東京都日野市が、GISテクノロジーを活用した地域課題解決への取り組みが評価され、世界的なGISイベント「Esriユーザー会」で「SAG賞」を受賞しました。この賞は、米Esri社が、先進的かつ革新的なGISの導入および活用によってコミュニティや社会の変革に貢献したと認める団体に贈られるものです。

日野市は、2012年からGISパッケージソフトウェア国内最大手のESRIジャパン株式会社のArcGISを導入し、多くの部門で活用しています。2023年4月には「日野市DX推進計画」を策定し、庁内のDX推進を横断的に支援するため、「デジタル改革推進検討会」を設置しました。検討会では、基幹システムとの連携、データの共有・利活用、EBPMに基づくまちづくりの推進に取り組んでいます。ArcGISを活用することで、庁内業務の効率化・高度化を図り、地域課題の可視化と分析、政策立案や対策支援にも役立てています。

日野市が抱えるベッドタウンの高齢化と産業の構造転換という2つの大きな地域課題に対し、ArcGISを用いて可視化と分析を行い、具体的な対策を検討しています。また、2023年には、4市共同（日野市・立川市・三鷹市・小金井市）による住民情報を管理するシステムとの連携環境を整備し、さらなる地域課題解決のためのGISプラットフォーム構築を目指しています。

今回の「SAG賞」受賞は、日本国内における同様の課題を抱える地方自治体に対し、日野市の取り組みが参考になるものとして高く評価されました。日野市は、今後もGISを活用したDX推進を積極的に進め、地域課題解決に取り組んでいく予定です。