アンドパッドが提供開始した「ANDPAD電子納品」
株式会社アンドパッドは、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営しており、最近「ANDPAD電子納品」という新機能を導入しました。この機能は、公共工事における工事写真の整理を自動化し、電子納品用データをスムーズに出力することを可能にします。これにより、業務の効率化が期待されており、多くの建設事業者にとって大きな助けとなるでしょう。
背景:電子納品の進化
電子納品は2001年に日本で始まり、国土交通省の案件では2004年度以降、全ての工事がその対象となっています。電子化の利点は多岐にわたります。紙での資料作成や印刷が不要になり、データの再利用も可能です。しかし、省庁や自治体により要領や基準が異なるため、工事の主体者が求めるルールに合う形での納品は、高度な手間が掛かってしまいます。
今回、アンドパッドが提供を始めた「ANDPAD電子納品」は、このような煩雑な作業を大幅に簡略化します。特に、写真整理を自動化するとともに、それぞれの要領に則ったデータ作成を一括管理できる機能が魅力です。
特徴
「ANDPAD電子納品」の機能は非常に多岐にわたります。以下はその主要な特徴です。
- - 電子納品ツリーの自動作成: 各要領に合致した電子納品ツリーを自動的に生成します。
- - 一括作成機能: 電子納品ツリーを基に、必要な情報を一括してまとめることができます。
- - 自動振り分け: 撮影した写真がその情報に従って自動的に振り分けられるため、手間いらずです。
- - エラーチェック機能: データ出力時には、必要情報の入力状況や写真が改ざんされていないかのチェックも行えます。
- - 多様なエクスポート: 電子納品に必要な写真データ、XMLファイル、DTDファイルのエクスポートができ、さらに国土交通省や各自治体の要領にも広く対応しています。
このように、ANDPADは電子納品を簡単に行えるようにし、建設事業者の負担軽減に貢献します。
サービスの今後
アンドパッドはこれからも、建設業界に特化した機能を展開し、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていく方針です。いまだ多くの業界が直面する課題に対し、ITの力を駆使して解決策を提供することが期待されています。
さらに、サービスの詳細については
こちらのデモ動画 でご確認できます。この動画は、ANDPAD電子納品の機能を15分で紹介しているので、ぜひ視聴してみてください。
会社概要
株式会社アンドパッドは、東京都千代田区に本社を構えており、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の開発や販売を行っています。2016年のサービス開始以来、20.2万社を超える利用者を抱え、業界内でのシェアNo.1を誇っています。これからも、建設業界の利便性向上に寄与するプロダクトを促進していくことでしょう。