アチェでの国際フォーラムが2024年に開催
2024年12月23日から24日、インドネシアのアチェ州バンダアチェにて、「アチェ津波と和平20周年記念アチェ国際フォーラム2024」が開催されます。このフォーラムは、2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震とそれに伴う大津波の被害からの復興を振り返り、アチェが平和を実現するまでの道のりも探る記念イベントです。主催はイスラム大学アル・ラニリ校とトゥク・ウマール大学、そして日本の株式会社マークス・インテリジェンスが支援します。
フォーラムの内容と目的
このフォーラムでは、当時の関係者や現役の大臣による基調講演が行われ、宗教や人道的な観点からの中庸について討論されます。また、アチェ津波及び自然災害教育センターの開所式が催されるほか、書籍「アチェ津波と和平の20年」の出版記念イベントや、受賞式、セミナーなど、多彩なプログラムが用意されています。特に、2004年の津波被災支援に貢献した個人や団体への表彰も行われる予定です。
地域社会や国際的な関連機関が協力し、アチェの津波被災及び和平実現から得られた教訓を日本国内で広く伝えていくことが、マークス・インテリジェンスの支援の大きな目的です。広報や日本の報道機関を通じた現地取材のサポートを通じて、より多くの人々がこの重要なイベントに関心を持つことを期待しています。
登壇者の紹介
フォーラムには、インドネシア共和国の歴代大統領や副大統領など、歴史的背景を経験してきた重鎮たちが登壇します。第6代大統領スシロ・バンバン・ユドヨノ氏、アチェ和平交渉を指揮したM. ユスフ・カラ氏、元自由アチェ運動(GAM)のリーダーであるマリク・マームッド・アル・ハイタール氏など、当時の重要な役割を果たした人物が集います。
さらに、シンガポール共和国の上級首相やインドネシアの研究技術省のプロフェッサーも登壇予定です。これらの貴重なスピーチやセッションを通じて、アチェの復興の実情や、復興に向けた取り組みがどのように行われたのかを深く知ることができます。
記念イベントの意義
アチェ国際フォーラム2024は、単なる記念イベントに止まらず、両国の友好関係を再確認し、未来へ繋がる継続的な交流を促進する役割も果たします。このフォーラムを通じて、災害を乗り越えたアチェの人々の壮絶な体験をより多くの人々に知ってもらいたいと考えています。アチェの教訓は、日本においても非常に重要な意味を持つものです。
詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。ここからフォーラムに関する最新情報や、参加方法も確認できます。アチェの20年の歴史を共に祝うこの機会を、ぜひお見逃しなく。