積水化学工業株式会社は、タイの連結子会社であるSEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD.(SSCT)のタイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内にある工場敷地内に第2工場を新設することを発表しました。
新設される第2工場は、2025年度下期に稼働開始予定です。積水化学はSSCTにおいて、塩素化塩ビ樹脂(CPVC)をコンパウンド化し、「Durastream(デュラストリーム)」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売しています。CPVCは、塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂で、主に耐熱性が必要とされる、給湯管用、スプリンクラー用などの配管材の原料として使用されています。
近年、インドをはじめとする各国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まっており、今後も堅調な伸びが期待できることから、SSCTに第2工場を新設し、CPVCコンパウンドの生産能力を1.6倍強に増強します。これにより、積水化学は、確かな品質と安定した供給で、お客様からのご要望にお応えしていくとしています。
SSCTは2013年12月19日に設立され、資本金は476百万タイバーツです。事業内容は、CPVCコンパウンドの製造・販売ならびにPVA・PVB樹脂などの販売です。本社はタイのバンコクに、工場はタイのラヨーンに所在しています。