脱炭素を楽しく実践するための新書
2025年12月5日、Earth hacks株式会社から新書『脱炭素(デカボ)は伝え方が97%デカボの方程式「欲望×ストーリー+貢献実感」』が発売される。この書籍は、生活者、企業、自治体が無理なく楽しく脱炭素に取り組む実践知をまとめた一冊であり、特に脱炭素に対して関心はあるが何から始めればいいかわからない方々にとって、非常に有益な内容となっている。
著者の関根澄人氏は、Earth hacksの代表取締役社長として、脱炭素の実践を促進するために数多くの取り組みを行ってきた。本書では、CO2削減率を「○%off」という形で可視化する「デカボスコア」や、企業・自治体との共創事例、さらにはZ世代との協働など、実際に行われた具体的な取り組みが紹介されている。
書籍の内容
本書は数章から構成され、それぞれが脱炭素に向けた新たなアプローチを提案している。
前書き:Earth hacksが描く未来
本書の冒頭では、Earth hacksが目指す未来について語られる。脱炭素というテーマは、日本全体の目標ともなっており、2050年までにカーボンニュートラルを目指すという志が示されているが、その実現には生活者全員の理解と参加が必要であると強調されている。
第一章:Earth hacksが目指すもの
ここでは、脱炭素を「正しいからやる」という考え方から「欲しくなる未来」というポジティブな視点へと変化させることが重要だと説かれる。この考え方は、現代の消費者の嗜好や価値観に寄り添いながら、脱炭素の実現に向けた意欲を高めるものだ。
第二章:デカボスコアで社会が変わる
「デカボスコア」は、社会の中での脱炭素の理解を助けるための新たな評価軸として機能する。これは、消費者が自分の選択によってどれだけCO2を削減できているのかを視覚的に示すもので、生活者にとっても分かりやすい指標となる。
第三章:win-win-winを実現する
脱炭素の取り組みには、企業や生活者それぞれが得られるメリットが存在する。この章では、脱炭素の取り組みを負担ではなく、各自の利点へと転換する考え方を紹介している。まさに脱炭素がもたらす新たな価値を探る重要な内容だ。
第四章:こんなところにもEarth hacks
Earth hacksが進めた具体的な取り組み事例も豊富に紹介されており、楽天グループ、ファミリーマート、東急ストアなど、多様な企業や自治体と協力して作り上げたプロジェクトが具体的に述べられている。
第五章:私たちが考えるデカボな未来
最後に、特別鼎談としてEarth hacksの黎明期からの関係者との対話が行われ、未来に向けた展望について語られる。この部分では、環境問題に対して持続可能性の視点からどのように取り組んでいくべきかが深く掘り下げられている。
書籍購入について
『脱炭素(デカボ)は伝え方が97%』は、全国書店および主要オンライン書店で購入可能で、価格は1,650円(税込)。本書は、環境問題や持続可能な社会に興味のある方々にとって、新たな考え方のきっかけとなることを目的としている。
このように、Earth hacksは脱炭素を楽しく、かつ身近なものとして捉えるための新たなアプローチを提案している。今後、脱炭素の取り組みが広がり、その成功例が多くの人々に届けられることが期待される。