2024年版リセール・プライスランキング発表
バイク未来総研は、2024年3月から5月にかけての期間において、「リセール・プライス」の高いバイク上位10車種を発表しました。このランキングは過去49回目を迎え、注目を集めています。特に今回の注目は、バイクの中で再販売時に高値がつく傾向にあるバイクが明らかになることです。
ホンダ・X-ADVが再び首位を獲得
54回目のランク付けで、ホンダのアドベンチャースタイルバイク『X-ADV』が堂々の首位。2017年に初めて登場したこのバイクは、そのユニークなデザインと優れた性能から、多くのライダーに支持されています。特にオートマチックシステムのデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を搭載している点が挙げられ、街乗りからオフロードまで幅広く対応できる versatility の高さが際立っています。今回のランクでは前回よりも13.1ポイントアップし、総合ポイント105.6ポイントを記録しました。
この車両は、海外でも高い需要があるため、リセール市場でも注目され続けており、その人気は衰えることがありません。昨年から連続して上位にランクインしていることからも、その魅力は揺るぎないものであることが示されています。
ゴールドウィングが堅実な2位
リセール・プライスランキングの2位には、ホンダの『Gold Wing Tour』が輝きました。このバイクは前回と同じ位置を維持し、ポイントも98.6に達しました。ゴールドウィングは、高級ツアラーとしての威厳を持ち、快適な旅を求めるライダーから愛されるモデルです。安定した人気を誇り、次回以降もその姿勢を崩さないでしょう。
エリミネーターの急成長
そして、カワサキの『ELIMINATOR』が3位にランクイン。前回のランキングでは首位に輝いていましたが、今回はわずかにポイントを下げつつも、その人気は依然として高いことがわかります。ELIMINATORは、ヤングライダーを中心に支持を集めており、最新技術とスタイリングだけでなく、そのリセール・プライスにおいても高評価を得ています。
他の注目モデルについて
その他のランクには、ホンダの『CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission』や『リード125』が続きます。リセール市場では、多機能性と耐久性が求められますが、今回のリストはまさにそれを示しています。
ユーザーのライフスタイルに寄り添うバイクの選択肢が多様化している中、こうしたリセール・プライスの情報は、新車や中古バイクの購入を検討している人々にとって貴重な指標となるでしょう。
今後の展望
残暑の厳しい季節が到来し、このランキングにどのような影響を与えるかが気になるところです。バイク未来総研の調査は、経済動向やライダーのニーズに敏感に反映されるため、今後のランキングにも期待が高まります。バイクシーズンに向けて、ぜひランキング情報に注目をしていきたいですね。
まとめ
リセール・プライスランキングは、ライダーの選択肢やバイク業界の動向を映し出す重要な指標となっています。今回の調査結果を元に、ユーザーが求めるミニマムリスクでの投資へとつながる選び方は、単にスペックを比較するのではなく、ライダーとしての理想を考える上での参考になることでしょう。