訪日外国人向け医療通訳サービス「mediPhone for inbound」β版リリースのお知らせ
メディフォン株式会社は、個人向けのリモート医療通訳サービス「mediPhone for inbound」のβ版を新たにリリースし、実証実験の協力団体を募集中です。現在、日本を訪れる外国人観光客の数が増加しており、特に急な体調不良や医療機関を訪れる際の課題が浮き彫りになっています。
訪日外国人と医療機関の課題
2025年に向けた日本政府観光局の調査によれば、2024年の訪日外国人の数が年間で約3,600万人に達することとなっています。しかし、外国人観光客が日本で医療を受けようとしたり、相談しようとした際には、さまざまな障壁があります。
訪日外国人が直面する主な障害の一つは、言語の壁です。多くの訪問者が母国語での医療相談を必要としており、母語を話せる医療機関の検索が難しいことが挙げられます。また、日本の医療システムに不慣れな外国人は、受診の際に大きな心理的負担を抱えることが多いです。
さらに、医療機関側においても、外国人患者とのコミュニケーションに関する専門的な対応が不足しており、迅速に適切な支援を提供することが困難です。これらの問題を解決することが、訪日外国人が安心して日本での滞在を楽しむための重要な鍵となります。
「mediPhone for inbound」とは?
「mediPhone for inbound」は、医療通訳の専門家と外国人患者との架け橋となり、オンラインで簡単に医療通訳サービスを利用できるプラットフォームです。このサービスは、体調が悪くなった際に、スマートフォンひとつで通訳の依頼から支払いまでを行えるため、緊急時でもスピーディーに医療の支援を受けることが可能です。
特徴と強み
mediPhoneは、全国の医療機関および自治体と協力しており、外国人患者を受け入れるための体制を整えています。
99%を超える業界最高水準の応答率を維持しており、多文化・多言語に対応した医療サービスを安心して利用できます。特に、32言語に対応しているため、様々なニーズに応えられるのが特徴です。
日本医師会や厚生労働省などの公的機関との関係が強く、品質の高いサービスを提供しています。
実証実験と今後の展望
メディフォンでは、広島港に寄港するクルーズ船を利用した多言語医療支援サービスの実証実験も開始しています。この取り組みでは、国際的な観光地における医療アクセスを改善し、外国人旅行者が医療機関に迅速にアクセスできる仕組みを構築することを目指しています。
さらに、宿泊業や旅行関連事業者と連携し、体調を崩した際のサポート体制の整備を図っていきます。これにより、訪日外国人がより快適に日本で過ごせるような環境を整備することを目指しています。
実証実験の協力機関の募集
現在、正式リリースに向けた試験運用版としての位置付けで、企業や教育機関との連携を広く募集しています。特に、宿泊業、旅行関連事業者、日本語教育機関などとの共同による実証実験を計画中です。
「mediPhone for inbound」に興味がある企業や団体は、こちらのリンクからお問い合わせください。: お問い合わせフォーム
顧客のニーズを踏まえた医療通訳サービスの充実化を進めることで、外国人観光客の安全で快適な滞在をサポートし、日本の医療業界に新たな価値を提供します。