動物実験代替法の研究支援を目的とした助成金公募が開始
2024年に向けた動物実験代替法の研究支援
動物実験の代替法に関する研究を促進するため、マンダムは「第18回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を開始しました。この公募は、2007年から毎年行われているもので、今年で18回目を迎えます。今年も世界中から幅広い応募を求めています。
2023年の応募では、海外の研究者を含む40件の助成が実施され、昨年度の第17回公募では3件の研究テーマが選ばれました。これらの研究は2023年4月から支援が行われており、成果は日本動物実験代替法学会の年次大会で報告されることになっています。特に第16回公募の成果は、2024年11月に予定されている第37回大会で発表される見通しです。
募集要項とスケジュール
マンダムは、動物実験代替法に関する研究テーマを広く募集しています。以下が主な募集要項です:
1. テーマ: 動物実験代替法に関する研究(分野は問いません)
2. 助成内容: 1件当たり50万円から200万円まで、総額300万円/年間
3. スケジュール:
- 2024年11月1日(金) 募集開始
- 2025年1月31日(金) 募集締切
- 2025年2月上旬~ 選考開始
- 2025年3月下旬 助成対象者発表
- 2025年4月1日(火) 助成開始(1年間)
募集要項の詳細については、日本動物実験代替法学会の公式サイトをご覧ください。
マンダムの取り組み
マンダムは、2013年のEUでの化粧品に関する動物実験禁止をきっかけに、動物実験代替法の開発を積極的に進めてきました。この動きは、動物実験に代わる安全性評価法として、ますます重要性を増しています。
日本でも動物愛護の観点から、3Rs(置き換え・削減・苦痛軽減)の原則に基づいて、新しい評価手法が模索されています。マンダムは、動物実験を行わず、ヒトを対象とした試験や代替法を駆使して、化粧品の安全性を確保しています。
さらに、今後の安全性確保のためには、より高精度な動物実験代替法が必要であると認識しており、新たな研究に対する助成を通じて、代替法の開発に貢献していく方針です。この取り組みは、企業のサステナビリティ戦略にも関与しており、企業基盤の強化を図っています。
まとめ
マンダムの動物実験代替法に関する助成金公募は、研究者にとって新しい挑戦の場であり、代替法の研究に注力する機会となります。動物実験に代わる技術の開発は、今後さらに社会的な意義を持つものになるでしょう。参加を希望する研究者は、ぜひ応募をご検討ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社マンダム
- 住所
- 大阪府大阪市中央区十二軒町5-12
- 電話番号
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06-6767-5021