メドリングの新たな挑戦
医療スタートアップのメドリング株式会社は、ASEAN地域に特化したクリニックのM&A情報を集約したプラットフォーム『MEDi Deals』のリリースを発表しました。この取り組みは、医療DXサービスを展開するMRTグループの一員として、従来の新規開業支援やIT環境構築、人材採用支援といったサービスを補完する形で進められています。
ASEAN地域における医療ニーズの拡大
ASEAN諸国では医療インフラが整っていない地域も多く、経営規模の拡大や経営の健全化に向けて、M&Aの需要が高まっています。特に、インドネシアにおいては民間クリニックの運営数が年々増加しており、その成長を背景にM&Aに関する相談が多く寄せられています。このような状況下、メドリングは医療機関のネットワークを拡大しながら、クリニックのM&A情報を一元管理する『MEDi Deals』の必要性を痛感しました。
新プラットフォーム『MEDi Deals』の特徴
『MEDi Deals』は、ASEAN地域におけるクリニックや医療関連ビジネスのM&Aや投資仲介を支援するための画期的なプラットフォームです。このサービスを通じて、医療機関やヘルスケア関連企業の経営統合や資本提携をスムーズに行うことが可能になります。
具体的なサービス内容
メドリングは以下のサービスを提供します。
1.
コンサルティングサービス: M&Aの意思決定をデータに基づいて支援し、リスクを最小限に抑えるアプローチを実施。能力の高い買収候補先とのシナジーを最大化します。
2.
統合支援: 買収後の難しい統合プロセスを効率化するために、メドリングの提供するクラウド電子カルテ『MEDi』などのツールを使用し、運営体制を整えます。
3.
人事アドバイス: 従業員とのコミュニケーションを強化し、研修プログラムや福利厚生の調和を図ります。
このように、メドリングはASEAN地域における医療機関と日本の医療関連企業をつなぎ、相互に利益をもたらすプラットフォーム広げていく方針です。
今後の展望
MRTグループは、メドリングと協力して、ASEANの医療DX・人材プラットフォームの強化を図ります。今後の成長が期待されるASEAN市場において、医療による社会課題の解決や健康向上へ貢献していくことが狙いです。
会社情報
メドリング株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、2019年に設立されました。現在、ASEAN地域を中心に事業を展開し、30名の社員が活躍しています。医療サービスの向上を目指し、今後もさまざまなイノベーションを進めていくことでしょう。
公式サイト:
メドリング株式会社