藤城清治の影絵作品展が阪神梅田本店で開催中
2025年2月26日から3月4日まで、阪神梅田本店の8階ハローカルチャーにて、影絵作家の藤城清治による特別な版画展が開催されます。この展覧会は、藤城氏が百寿を迎える特別な機会を祝し、彼の魅力的な作品を一堂に集めるものです。
藤城清治氏は、光と影の魔法を用いて観る人の心に温かさをもたらす創作を続けている、孤高の影絵作家。彼の作品は、単なる視覚芸術に留まらず、見る人々に感動や希望を伝える深いメッセージを持っています。展示される作品は、影絵の代表作が版画として展示販売され、より多くの人々にその魅力を届ける素晴らしい機会となっています。
展示作品の紹介
展示される作品の一つ、「こびとたちの大きな祈り」は、35.5cm四方のサイズで、価格165,000円(税込)にて販売されます。この作品は、藤城氏の影絵が持つ独特の情感を表現しており、見る人を幻想的な世界観へと導きます。さらに、他の代表作として「冬麗 竃猫」や「こびとたちのパーティー」なども展示されており、それぞれに特有のストーリーと芸術性があります。
- - 「冬麗 竃猫」:¥74,800
- - 「本当の雨がやんだら音楽の雨を降らせよう」:¥88,000
- - 「こびとたちのパーティー」:¥176,000
それぞれの作品は、心に残る印象を与え、まるで自分自身の物語を感じさせるような魅力があります。すべての価格は税込み表示ですので、来場の際はぜひご確認ください。
藤城清治について
藤城清治氏は、1924年に東京都で生まれました。1942年には、著名なアーティストである猪熊弦一郎氏と脇田和氏に師事し、以後影絵の道へと進みました。1947年には人形と影絵の劇場「ジュヌ・パントル」を設立し、影絵を用いた多数の作品を発表しています。彼の影絵劇「銀河鉄道の夜」は1956年度の国際演劇祭で奨励賞を受賞し、その後も多くの賞を獲得。
1983年には、チェコで開催された『ブラチスラバ世界絵本原画展』で金のリンゴ賞を受賞、更には1989年に紫綬褒章、1995年には勲四等旭日小綬章を受章しました。現在は、山梨県や長野県に影絵美術館を開設し、作品の原画展を国内外で開催する等、精力的に活動を続けています。
この度の版画展は、藤城氏の影絵アートの魅力を身近に体感できる貴重な機会です。光と影が織りなす幻想的な世界観にぜひ心を浸してみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 期間:2025年2月26日(水)~3月4日(火)【最終日は午後5時まで】
- - 場所:阪神梅田本店8階ハローカルチャー
- - 詳細情報:美術散歩
皆さまのご来場をお待ちしております。