書籍「日本灯台物語」の魅力に迫る
写真家の岡克己氏が愛する灯台の世界を、全国の美しい灯台100カ所を通じて紹介する書籍「日本灯台物語」が、2025年2月5日に発売される運びとなりました。この本は、文化遺産である「文化財指定灯台」を含む、全国の灯台に焦点を当て、彼が収めた美しい写真と共に、その背後に潜むストーリーを紡いでいます。
日本は海に囲まれた島国であり、海岸には3300を超える灯台が存在します。岡氏は、その灯台の魅力を余すところなく伝えるために、数年にわたり各地を訪れ、特に印象的な瞬間をカメラに収めました。彼の写真は、ただの風景写真ではなく、灯台守たちの孤独や希望の象徴でもあります。
目次の紹介
本書は、以下の11章から構成されています。
1.
文化財指定灯台 (15灯台)
- 代表的な灯台として、犬吠埼灯台や角島灯台などが紹介されています。
2.
北海道編・道北/道東 (7灯台)
- 宗谷岬灯台や稚内灯台など、厳しい自然の中で光り輝く姿を収めています。
3.
北海道編・道南 (7灯台)
- 鴎島灯台や襟裳岬灯台が美しく描かれています。
4.
東北編 (11灯台)
- 大間埼灯台や碁石埼灯台など、心に響くストーリーが詰まっています。
5.
関東編 (12灯台)
- 犬吠埼灯台や観音埼灯台など、親しみやすい灯台の姿も紹介。
6.
中部編 (16灯台)
- 禄剛埼灯台や能生港灯台など、壮大な自然と共存する灯台が並びます。
7.
近畿編 (10灯台)
- 経ケ岬灯台や友ヶ島灯台が美しい写真で紹介。
8.
中国編 (9灯台)
- 出雲日御碕灯台や六連島灯台の魅力に迫ります。
9.
四国編 (9灯台)
- 佐田岬灯台や足摺岬灯台が描かれ、地域の特徴を映し出しています。
10.
九州編 (15灯台)
- 樺島灯台や水ノ子島灯台など、南国の美しい灯台たち。
11.
南西諸島編 (4灯台)
- 屋久島灯台や平久保埼灯台など、素晴らしい景色が広がる場所をお届け。
最終章には、灯台の全国地図や認定灯台の紹介、過去の灯台に関する資料なども含まれ、灯台ファンにとって貴重な情報が満載です。
岡克己氏のプロフィール
岡克己氏は1948年に倉敷で生まれ、以来、数多くの写真展を開催し、灯台の魅力を伝え続けています。彼の活動は、写真家という枠に留まらず、公益社団法人日本写真家協会の会員として、広く写真文化の振興にも貢献しています。
彼は「せとうち灯台紀行」という紀行番組でもレギュラー出演し、灯台の持つ歴史や文化を幅広く紹介してきました。
2025年2月5日の発売が待ち遠しい本書「日本灯台物語」。灯台に秘められた物語を感じながら、写真を通して新たな世界を発見してみてはいかがでしょうか。
本書は全国の書店やオンラインストアで予約受付中です。灯台の魅力を再発見できる一冊を手に取ってみてください。