子どもたちの未来を拓く職業体験プログラム in 出雲
株式会社共立メンテナンスが運営する「いにしえの宿 佳雲・お宿 月夜のうさぎ」で、出雲市立浜山中学校の中学生を対象に「職業体験プログラム」が開催されます。このプログラムは、9月25日から27日までの3日間、学生たちがホテル業界の実際の業務に触れる貴重な機会を提供します。
職業体験プログラムの概要
このプログラムは、ホテル業界での職業観を育むことを目的としています。具体的には、フロント受付対応や客室チェック、さらにはレストランでの接客マナーを学ぶ内容が含まれています。参加する学生たちは、実際に業務を体験することで、観光業の重要性や自らのキャリアへの見識を深めることが期待されています。
昨年から続くこの取り組みは、特に出雲市立浜山中学校からの要望を受けて実施されることが決まりました。学生たちが地元の観光業に関心を持ち、将来的な進路選択に結びつくことが狙いです。
学校からの期待
出雲市立浜山中学校の職員は、中学生が地域の仕事や文化について理解を深められるこの体験は、今後の人生において足がかりとなると語っています。プログラムは「未来の生き方を考える」というテーマのもと、ふるさと教育とキャリア教育を融合させた形で行われます。
体験内容の詳細
プログラムの初日と二日目は、午前10時から午後4時まで、最終日は午前8時30分から午後2時30分までの時間帯で行われます。参加者は、フロントでの受付業務や客室の管理、さらには大浴場オープン前の準備など、さまざまな業務を体験します。これにより、実際の接客業務の楽しさややりがいを直接感じてもらうことができるでしょう。
宿泊支配人の伊藤高志氏は、「参加する学生に、接客の魅力やサービス業の重要性を理解してもらえるよう努めます」と語りました。
企業の目指すもの
共立メンテナンスは、このプログラムを通じてSDGsの教育目標である「質の高い教育の提供」に貢献していく考えです。また、ホテル業界の人材育成にも力を入れており、将来的には日本の観光業に対する理解と興味を持つ若者を増やしていくことを目標としています。
まとめ
この「職業体験プログラム」は、未来を担う若者にとって貴重な学びの場となるはずです。出雲市立浜山中学校の学生たちが、自分自身の進路やキャリアについて新たな視点を得ることを期待しています。ホテル業界の実際の現場を体験することで、彼らが未来へとつながる階段を一歩一歩登っていくことを心から願っています。