NHN テコラスがガバメントクラウド運用管理支援サービスを開始
NHNテコラス株式会社は、地方公共団体向けのガバメントクラウド導入や活用を推進するため、運用管理支援サービスを開始しました。この取り組みは、デジタル庁が設けた「運用管理補助者」に準拠しており、特にAWSを中核に据えた総合支援サービスを提供します。
地方公共団体のクラウド移行の必要性
2025年度までに、地方公共団体の基幹業務システムは、ガバメントクラウド上にある標準準拠のシステムに移行するという方針が設けられています。しかし、経済産業省の調査では、2030年にはIT人材不足が59万人に達する懸念が報告されています。その影響で、地方公共団体では特にクラウド業務を担当できる人材が不足する事態が深刻化しています。この状況を受け、NHNテコラスは地方自治体のクラウド推進を手助けすることを目指しています。
NHN テコラスの強み
NHNテコラスは、AWSのプレミアパートナーとして認定されています。これに加え、公共部門を支援するソリューションの開発にも取り組んでおり、幅広い業務に対応する能力を有しています。運営する「C-Chorus」サービスには、すでに約5300の契約実績があることから、その信頼性の高さが伺えます。
サポート体制の充実
新しい運用管理支援サービスの主要な特長として、クラウドの利用経験がほとんどない地方公共団体でも安心してサービスを受けられる体制が整っています。回線接続やアプリケーションの運用保守まで、幅広いサービスを提供。事前のアセスメントやヒアリングを通じて、適切な支援を実施するため、地方自治体も安心してプロジェクトを始めることができます。
今後の展開
NHNテコラスは、全国の中堅・中小IT企業と連携したパートナープログラム「CCPN」を展開し、クラウド分野でのビジネス連携を進めています。これにより、地方公共団体が直面している人材不足の解消に向けて、広範な協業を促進する計画です。
さらに、2024年10月9日から10日にかけて幕張メッセで開催される「地方自治情報化推進フェア 2024」では、NHNテコラスがAWSブース内でサービスを紹介します。参加者には、担当者から直接詳細を聞くことができる機会が提供され、地方自治体のデジタル化への理解を深める場となる予定です。
まとめ
今回のNHNテコラスの新たなサービス提供によって、ガバメントクラウドへの移行が加速されることが期待されています。地方公共団体は、これからのデジタル化の波を捉え、さらなる効率化とサービスの向上を目指すことができるでしょう。今後の展開に注目です。