JFN賞2025の受賞結果発表
2023年7月16日、TOKYO FMを中心とする全国FM放送協議会(JFN)が主催する「JFN賞2025」の授賞式が行われました。この賞は、放送活動や新規事業の活性化に貢献した個々の事績を評価するもので、全国39社が協力して設けた重要な賞です。
企画部門の受賞作品について
今年の「企画部門」大賞には、FM新潟が制作した特別番組「株式会社コロナ Presents『未来へ続く太陽の光』」が選ばれました。この番組は、新型コロナウイルスの影響を受けた企業のストーリーを描き、地方紙広告と連動させることで、地域の心をつなぎました。大賞受賞の理由は、独自の視点と深い人間性を描いた内容が評価されたからです。
優秀賞には以下の3作品が選定されました。
- - FM仙台の「~被災地から被災地へ電波にのせて~エフエム石川 & Date fm SPECIAL PROGRAM MUSIC is…」: 音楽を通じて被災地の復興を支援する番組。
- - TOKYO FMの「クルマの進路相談室」: 若年層をターゲットにした自動車関連の新しい試みを評価されました。
CM部門のハイライト
「CM部門」では、最優秀作品となるCM大賞にTOKYO FMの「どんぐり」が選ばれました。このCMは、シンプルながらもメッセージ性が強い映像と音声で、多くの聴衆の心に響きました。また、FM栃木の「となり」は第1部門での最優秀賞を、FM愛知の「12月24日なんだから【2話】」は第2部門での最優秀賞に輝きました。
特別審査員賞も発表され、弘兼憲史賞などがそれぞれの作品に贈られました。特に、FM岩手の「冷えた関係」は緊張感のある内容が評価された結果です。
新たな試みとしてのCMコピー・アワード
今年度より新設された「JFN ラジオCM コピー・アワード2025」では、『ファイナルファンタジーXIV』のCMコピーが参加者に募集され、中川英明さんが最優秀賞を受賞しました。若者のクリエイティビティを引き出すこの試みは、今後も注目されるでしょう。
学生たちのアピールも大きな成果
また、全国の学生が自分の学校をアピールする「JFNラジオCMコンテスト2025」も盛況でした。徳島大学の長谷川虎太郎さんが最優秀賞を獲得し、ほかにも多くの優秀な作品が発表され、未来のタレントたちの活躍が見えます。
まとめ
様々な優れた作品が表彰された「JFN賞2025」。各放送局のクリエイティビティと、リスナーとの深い絆が展示されたこのイベントは、地域に根ざしたメディアの重要性を再認識させるものでした。新たな試みとして誕生したアワードやコンテストの今後の展望も楽しみです。