漢字とかなの特集
2025-09-09 09:46:48

『サライ』2025年10月号が特集する漢字とかなの魅力とは?

大人のための文化・教養誌『サライ』2025年10月号



小学館が発行する大人向けの文化・教養誌『サライ』の2025年10月号が、9月9日に発売されました。創刊36周年を迎えるこの号は、特別価格1150円(税込)でお求めいただけます。最新号の特集は、現代日本語の豊かさを支える「漢字」と「かな」に焦点を当てています。

特集: ニッポンの「漢字」と「かな」



本特集では、日本語特有の表意文字である漢字と表音文字のかなが、日本語の表現力をいかに生み出してきたかを探求しています。漢字は弥生時代に大陸から渡来し、当初は模様として理解されていましたが、時間とともに文字として認識され、行政文書や権威の象徴として重要な役割を果たすようになりました。一方、平安時代には万葉仮名を経て美しい「かな」が登場。日本人は両方の文字を共存させ、新たな和製漢字や地域特有の方言漢字を生み出していきました。

今回の特集では、漢字学者の阿辻哲次さんや書文化研究家の名児耶明さんが、この魅力を詳しく解説。彼らの見解を通じて、日本語の表現力の背景を深く理解できる内容となっています。

文字の美と乙女文化



漢字とかなは、ただの文字としての機能を超えて、日本語の美しさの源泉となっています。本号では、以下の4つのテーマでその魅力を探ります。

1. 江戸から現代まで─日本語表記の400年
2. 印刷書体の変遷と現在
3. 美しき手書き文字の技術
4. 街歩きの楽しみを増す景観文字採取

特に、書家の根本知さんが教える「手書き文字」の美しさは必見です。根本さんは、和紙に心のこもった「言の葉」を筆で描くことで、書の深い意味を体現しています。「書は人なり」という言葉が彼の信念を表しています。

別冊付録: 最新版漢検試験問題集



この号の魅力は特集だけではありません。別冊付録として、最新版の「漢字能力検定」(通称:漢検)試験問題集がついてきます。日本漢字能力検定協会が作成した新しい問題が収録されており、さまざまなレベルに対応した問題を通じて、自身の漢字力を試すことができます。全36ページのボリュームで、3級から1級までを網羅した内容になっています。

食も楽しむ特集: 家パスタの新ルール



さらに、特集内では「家パスタ」の新しい楽しみ方も紹介されています。自宅で簡単に料理を楽しむためのテクニックや本場の味わい方を、プロのシェフや専門家たちが伝授。家庭での食卓をより豊かにするアイディアが詰まっています。

インタビュー: 平田勝茂さん



最後に、有名な吹替翻訳家である平田勝茂さんのインタビューも掲載。彼は『スター・ウォーズ』や『ダイ・ハード』など数多くの作品に携わり、業界の第一人者として活躍中。翻訳の現場のリアルな声や、彼自身の日常生活についての洞察が語られています。

『サライ』2025年10月号は、文化や言葉の美しさだけでなく、食や生活の楽しさまでをも提供してくれる一冊です。思索を深め、日常を豊かにするために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
電話番号
03-3230-5355

関連リンク

サードペディア百科事典: 漢字 サライ かな

Wiki3: 漢字 サライ かな

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。