究極の調理体験を実現する「Repro」の魅力とは？

「Repro」の革新性

最近の料理界に新たな風を吹き込む調理機器「Repro（リプロ）」が、東京で開催された国際ホテル・レストラン・ショー2019で初めて披露されました。この製品の名前には「Cuisine Reproducer（料理の再現者）」という意味が込められており、料理人が長年の経験を活かして行ってきた調理技術を、科学的アプローチで再現することが可能です。

幅広い温度設定で極上の味を実現

「Repro」の最大の特徴は、30℃から200℃の間で1℃刻みで温度を設定できることです。この精密な温度管理によって、だしのグルタミン酸を効率的に抽出したり、でんぷんを糖に変える酵素の最適な温度を維持したりすることができます。これにより、従来の調理方法では味わえなかった高品質な仕上がりを実現することができるのです。

さらに、「Repro」ではマルチステッププログラムが設定可能で、「〇℃で〇分後に△℃で△分」など複雑な調理プロセスも簡単にプログラムできます。煮る、焼く、揚げるといった基本の調理方法から、より高度な技術をも必要とする料理まで、これ一台で対応できるのです。

IoT機能で便利さをプラス

最近の調理機器に見られるように、「Repro」もIoT機能を搭載しています。スマートフォンやタブレットから簡単に指定のレシピを本体に送信することができ、離れた場所からでも調理の進行状態をチェックしたり、コントロールしたりできます。これにより、調理に対する自由度が飛躍的に向上しました。セキュリティ面でも、オーナーの承認を得ていないユーザーは操作できないため、安全に使用することができます。

共同開発の背景

「Repro」は、岐阜県多治見市にあるタニカ電器とのコラボレーションによって開発されました。タニカ電器は温度管理技術に定評のある企業で、名高いレストランや料亭でもその技術が活かされています。この強力なパートナーシップにより、「Repro」は従来の調理機器に革命をもたらす商品のひとつとして位置付けられています。

展示会でのデモと体験

国際ホテル・レストラン・ショーでは、タニカ電器のブース内で「Repro」の調理デモと試食会が行われ、多くの来場者がその実力を体感しました。約5万人が参加するこの展示会は、宿泊や飲食業界の専門家にとって非常に重要なイベントであり、「Repro」を介して新たなビジネスチャンスをつかむことが期待されます。