国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、このたび、地域企業や自治体、大学が連携することを目的に設立された「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」の会員数が100機関を超えたことを発表しました。このプラットフォームは、2024年5月にスタートし、産学官が協力してデジタル技術を活用したイノベーションの創出を目指しています。
OI-Startの設立目的は、大きく分けて三つあります。第一に、地域内の企業の生産性や魅力を向上させること。第二に、企業を支える若者の県内定着や還流を促進すること。そして最後に、新たなイノベーション創出を通じて人材育成を行うことです。これらの目的を達成するために、地方自治体や大学から主要企業まで、多様なプレイヤーが参加し、横のつながりを強化することに重点を置いています。
参加機関には、岡山県立大学や岡山商科大学、岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、山陽学園大学、中国職業能力開発大学校、津山工業高等専門学校、ノートルダム清心女子大学など、多岐にわたる教育機関が含まれており、これにより幅広い専門知識や研究が集まる環境が整っています。これまでの実績を踏まえ、OI-Startは会員数が100を超え、さらに強力なネットワークが築かれることとなりました。
このような成長を受けて、OI-Startの会長である岡山大学の副理事、野上保之氏は「多くの方々のご協力により、OI-Startはここまで成長することができました。新たな会員を迎え、さらなる産学官の連携を深化させていく所存です」と述べています。そして、プラットフォームのマネージャーである河野宏コーディネーターは、「100機関を超えるネットワークを効率的に活用し、多分野にまたがる知見やリソースを結びつけ、価値のある連携を模索していきます。新しい参加者を引き続き募集しています」と話しています。
OI-Startでは、今後も各種活動を通じて産学官共創の機会を提供し、オープンイノベーションの推進及びイノベーション創出に関わる人材の育成に注力します。新たな会員の参加を歓迎していますので、関心のある方は公式ウェブサイトを訪れてみてください。
地域に根差した中核的な研究大学として、岡山大学の取り組みには今後も注目が集まります。SDGsの理念を踏まえた活動もあり、持続可能な地域社会の実現に向け、岡山大学は重要な役割を果たすことが期待されています。
本情報は2024年12月26日に岡山大学から発表されました。