京都市右京区に新たなホスピス型住宅「ReHOPE 京都太秦」オープン!
超高齢社会を迎え、地域包括ケアの整備が急務となる中、京都市右京区に、がん末期や神経難病の方のためのホスピス型住宅「ReHOPE 京都太秦」がオープンしました。運営するのは、ホスピス事業を展開する株式会社シーユーシー・ホスピス(以下、CUCホスピス)です。
「ReHOPE 京都太秦」は、CUCホスピスが京都市に開設する2カ所目の施設となります。同社は、2017年の創業以来、全国39カ所でサービスを展開しており、これまで17症例2,000名以上の方を受け入れてきました。
「ReHOPE 京都太秦」の特徴は、がんや難病ケアのノウハウを兼ね備えたスタッフが在籍し、幅広い疾患の方を受け入れている点です。重い病とともに生きる方が、充実したケアのもと、少しでも自分らしい生活を送れるようにサポートしていくとのことです。
開設の背景:地域包括ケアシステム構築への貢献
CUCホスピスは、高齢者人口の増加により療養場所が不足する京都市において、「地域包括ケアシステム」構築の実現に貢献したいと考え、「ReHOPE 京都太秦」を開設しました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、京都市では2020年から2045年にかけて、65歳以上の高齢者の人口が約5.5万人増える見込みです。それに伴い、医療や介護の需要も高まると予想されます。
しかし、現状では、京都市を含む京都・乙訓医療圏において、長期に療養を必要とする方のための療養病床数は全国平均の6割程度にとどまり、介護施設数も全国平均を下回っています。
近隣の医療機関からは、「身寄りのない方が退院後の行き場に困るケースがある」「お看取りのできる施設が限られており、ホスピス型住宅の需要は高い」といった声が上がっています。
こうした状況を踏まえ、急性期病院を退院される方が退院後も自分らしい生活を送るための受け皿の整備が急務だと考え、CUCホスピスは「ReHOPE 京都太秦」を開設することに至りました。
CUCグループの連携による包括的な医療体制
CUCグループは、全国各地にて、病院から在宅まで医療機関をカバーする独自のプラットフォームを構築し、支援先医療機関、ホスピス及び訪問看護ステーションの密な連携を推進しています。京都市においても、「ReHOPE 京都南」、「訪問看護リハビリステーションたもつ」のほか、近隣の医療機関との連携を進めています。
今後もCUCグループは、医療を取り巻く環境を進歩させ、患者様、医療従事者、そして社会の希望を創出していくとしています。
「ReHOPE 京都太秦」の概要
住所:京都府京都市右京区太秦蜂岡町13番地
営業時間:24時間対応
部屋数:54室
建物:鉄骨造3階建て
延床面積:1685.93㎡
敷地面積:1454.55㎡
居室面積:12.0~12.6㎡
駐車場:19台
今後の新規開設予定
ReHOPEは、今後、2025年3月までの間に、6施設の開設を予定しています。重度の病や障がいと生きる方に安心なケアを提供し、希望のある暮らしをサポートできるよう、今後も展開を進めてまいります。
会社概要
株式会社シーユーシー・ホスピス
ミッション:「『前を向いて生きる』を支える。」
事業内容:ホスピス型住宅運営、訪問看護事業所運営、訪問介護事業所運営
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立:2017年3月3日
代表者:代表取締役社長 田邉 隆通
URL :https://cuc-hospice.com/
CUCグループ
使命:「医療という希望を創る。」
社名:株式会社シーユーシー
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立:2014年8月8日
代表者:代表取締役 濵口慶太
上場市場:東京証券取引所 グロース市場(証券コード 9158)
資本金:7,669百万円(2024年3月末時点)
主な事業内容:医療機関向け経営支援事業
* URL :https://www.cuc-jpn.com/