クールジャパン戦略
2025-03-05 18:23:15

アフターコロナの新たなクールジャパン戦略と受賞取り組み

アフターコロナの新たなクールジャパン戦略と受賞取り組み



クールジャパン戦略は、日本の文化や産業の魅力を世界に発信し、訪日観光客や海外の日本ファンを増やすために設計されています。特に、アフターコロナの状況下において、この戦略はさらなる変革を遂げつつあります。令和7年3月5日には、「CJPFアワード2025」が開催され、計18の取り組みが表彰されました。これにより、新たな戦略のもとでの日本の文化の魅力が強調され、さらなる国外展開が期待されています。

昨年、訪日外国人観光客は過去最高の3600万人を超え、その旅行消費額も約8.1兆円と、いずれも記録的な数字を叩き出しました。この背景には、アニメ、マンガ、実写映画、音楽、ドラマなど、多岐にわたるコンテンツが世界で認知されていることがあります。これらの文化資源は日本経済を支える重要な要素となっています。

CJPFアワード2025の受賞取り組み


「CJPFアワード2025」ではムービー(動画)部門とプロジェクト(事業)部門に分かれ、合計18の取り組みが様々な賞を受賞しました。特にグランプリに選ばれた作品は、作品自体が日本の魅力の発信とともに、地域の特性や魅力を余すことなく表現しています。たとえば、長野県が制作した「Breath of Nagano 「水引」 ~制約から生まれた創造性~」は、飯田市の伝統工芸である水引の詳細な歴史や現代での活用を紹介する作品でした。これにより、伝統技術が新たな価値を持つことを示しています。

また、金春流の能楽師・山井綱雄氏の映像「The Heart of Noh -English Edition-」もグランプリを受賞しました。この作品は能楽の精神性と表現方法を海外に紹介することを目的としており、国際的な文化交流の重要性を再認識させられます。これらの作品は、単にエンターテインメントに留まらず、文化の価値を国際的に訴求する重要な役割を果たしています。

アワードに見る 2025年大阪・関西万博への期待


CJPFアワードにおいて特に注目すべきは、大阪・関西万博特別賞です。このカテゴリでは、地元の学生がエコアーティストの活動を映像化した「龍のすむ海」が受賞しました。アートや地域社会の課題解決に取り組む姿勢が評価されています。また、宇治市の取り組みも受賞し、歴史的背景を持つ地域の魅力が広く知られるきっかけとなりました。

大阪・関西万博は日本の魅力を一堂に集約し、国際的な舞台でその素晴らしさを発信する重要なイベントです。本アワードの受賞作品は、万博を通じてさらに多くの国々に日本の文化や産業を知ってもらう機会を提供することが期待されています。

今後の展望


今後、日本の政府と自治体、民間企業は、クールジャパン戦略を推進し続け、より多くの人々に日本の魅力を知ってもらうための努力を続けるでしょう。特に、デジタル技術を活用したコンテンツや商品の開発は、文化の国際的な認知度を高める手段となりえます。このような取り組みを通じて、未来の「日本ファン」を増やし続けることが、クールジャパン戦略のなかでの大きな使命です。私たちもその動向を注目していきたいと思います。


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内閣府知的財産戦略推進事務局
住所
東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号
03-5253-2111

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