九州大学の学園祭「九大祭」とは
九州大学の学園祭「九大祭」は、毎年多くの学生たちが呼びかける一大イベントで様々な出店が行われ、多彩な文化と経済の交流が生まれています。特に今年の九大祭では、学生団体「株式会社Borsch?」がウクライナの伝統料理であるボルシチを提供し、大きな話題となりました。
本格ボルシチの提供
「株式会社Borsch?」は、ウクライナの本場から直輸入したレシピを基に作られたボルシチを販売しました。このイベントは、九大生たちの情熱が表れた取り組みで、準備段階からレシピ作成、仕込み、飾り付けに至るまで学生が中心となって実施しました。
訪れた来場者たちはその味に感動し、「学祭のレベルじゃない、レストランの味!」や、「食堂で出してほしい」といった声が続出。また、おかわりを求める学生たちやウクライナへの応援メッセージも寄せられるなど、ブースは大盛況でした。実際、2日間で400食を完売するという快挙を収め、大きな成功を収めました。
地元農家とのコラボレーション
今回のボルシチには、唐津市にある「横枕農園」で栽培されたビーツパウダーも使用されました。この農園は自然共生に取り組む農家で、学生たちのボランティア活動を通じてつながりが生まれ、実現したコラボレーションです。また、ブースではビーツパウダーも販売され、「ビーツを使った料理に興味がわいた」との声も聞かれました。
この取り組みを通じて、参加した学生たちは地域の農業資源に触れる貴重な体験を得たと同時に、地域の食文化を広めることへの意義を再認識しました。
ウクライナ支援の募金活動
なお、現地ではウクライナ支援のための募金活動も実施され、多くの来場者から温かい支援の手が差し伸べられました。この動きは「株式会社Borsch?」がウクライナ文化とその重要性を伝える一環として行われ、来場者たちに気軽に参加してもらえる形で実施されました。
今後の展望
「株式会社Borsch?」は、今回の成功を足がかりに今後もウクライナ文化や食文化の普及活動を続けていく考えです。このような活動を通じて、地域貢献のモデルケースとして他の学生団体にも影響を与えることを目指しています。唐津Farm&Foodは、今後も学生の挑戦を支援し、地域と大学との更なるつながりを深めていくことに力を入れていく予定です。
団体の紹介
九州大学生がウクライナのボルシチを提供するために立ち上げた団体。公式InstagramやYouTubeでも発信を行っている。
環境教育や地域連携を推進し、地域資源を活かした活動を展開している。特に、自然共生をテーマにしたプロジェクトに注力している。