セーフィーとMODEが業務効率化を実現する連携を発表
東京都品川区に本社を置くセーフィー株式会社と、アメリカ・シリコンバレー発のMODE社は、2024年9月1日よりそれぞれのサービスをつなぐ新たなシステム連携を開始すると発表しました。この連携の目的は、建設業界や製造業など多様な現場でのデータ活用を推し進め、業務の効率化とDXを実現することです。
現場の見える化を目指す
今回のシステム統合によって、セーフィーのクラウド録画サービス「Safie」とMODEの生成AIチャットボット「BizStack Assistant」が連携し、現場の映像データとIoTセンサーからのデータをリアルタイムで組み合わせることが可能になります。これにより、管理者は自然言語でチャットボットに指示を出すだけで、必要な情報を瞬時に取得できるようになります。たとえば、「現場AのカメラBの映像を見せて」というリクエストに対し、チャットボットが該当する映像を素早く表示することができるのです。
他の業界でも、例えば小売業界や製造業界において、こうした技術の活用が期待されています。映像とセンサーのデータを組み合わせることで、業務がどのように改善できるのか、その可能性は非常に高いと言えます。
高齢化社会における課題の解決
日本は2040年に高齢化率が35%に達すると予想されています。特に建設業界では、この人口動態の変化が労働力に大きな影響を及ぼすと考えられています。労働者人口が減少する中で、緊急なメンテナンスや施工管理が求められる中、効率的な業務運営が求められています。これを受けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)が急務となっているのです。
業務効率化の新たな道を切り開く
セーフィーは、これまでにも映像データを用いて遠隔管理や業務効率化を推進してきましたが、今回の連携によって、チャットボットを通じて多様なデータを利用することができるようになります。これにより、現場の中で見落とされがちなデータにもアクセスが可能となり、トラブルの予防や迅速な対応が実現します。
企業のDXを加速させるBizStack
BizStackは、IoTを利用して現場データを分析し、業務を支援するためのプラットフォームです。特に、現場でのデータ収集・分析がスムーズに行われることで、企業全体の業務プロセスの最適化が期待されます。このように、BizStackは企業のDXを加速させ、現場での働き方を革新する力を持っています。
今後の展望
両社は、今回の連携を通じて、さらなる効率性と安全性を追求し、現場のDXを促進することを目指します。業界内での競争が激化する中、こうしたテクノロジーの導入は企業の成功に直結する重要な要素となるでしょう。今後、建設業界を中心に、より多くの企業での導入が進むことが期待されています。