LayerXが新たなAIエージェント事業を開始
株式会社LayerXは、業務のデジタル化を推進する中で、新たにAIエージェント事業に参入することを発表しました。この事業は、AI技術を活用し、請求書受領代行といった業務を自動化することで、より効率的な業務プロセスの構築を目指しています。
1. AIエージェント事業の背景
LayerXは創業以来、「すべての経済活動をデジタル化する」というミッションを掲げており、特に近年のAI技術の進化に注目してきました。その結果、業務プロセスにAIを組み込む「AI中心体験設計(AI-UX)」の構想を発表し、業務効率化を実現する機能を開発してきました。
この「AIエージェント事業」は、CEOが直接指導する新専門部署が担当し、AI-BPOサービスの開発を進めていきます。まずは、これまで人間が行ってきた請求書の受領業務にAIエージェントを活用し、新たな業務フローを構築します。
2. AI-BPOサービスの展開
今春を目標に、第一弾となる「AI-BPO」サービスがリリース予定です。LayerXは、既存のバクラクと連携し、AIエージェントが業務を受け持つことにより、業務をより効率的に進めることができます。
将来的には、複数のAI-BPOサービスを2025年度内に提供し、業務の自動運転化をさらに加速させることを目指しています。具体的には、限られた条件下でシステムが自律的に業務を遂行する「レベル3」から、人間の介入なしにAIが完全に自律して業務を行う「レベル4」へと進化させる計画です。
3. 目指す世界の実現へ
最終的には、業務の完全自動運転を実現する「レベル5」の世界を目指します。このような未来の業務運営が実現すれば、社内の生産性が飛躍的に向上し、企業の競争力にも大きく貢献することでしょう。
LayerXはこの新事業を通じて、AI技術の社会実装をさらに進め、「すべての経済活動をデジタル化する」というミッションに向けて邁進します。
4. LayerXの概要
LayerXは、2018年8月に設立され、東京都中央区に本社を構えています。法人向けの経費管理プラットフォーム「バクラク」などを運営し、AIや大規模言語モデル(LLM)技術を駆使して様々な業務効率化サービスを提供しています。
今後のLayerXの動向から目が離せません。この新たな取り組みによって企業のデジタル変革が加速し、業務環境が大きく変わることが期待されます。