新混合機「EL1nano」
2025-10-02 19:49:27

日本アイリッヒが初公開する新ラボ用混合造粒機「EL1nano」とは?

新たな技術の誕生



日本アイリッヒ株式会社が、この度新たに発表したラボ用混合造粒機「EL1nano」は、研究開発の現場でのニーズを強く意識した設計が施されています。特に、希少で高価な原料を扱う分野においての利便性が高く評価されており、粉体処理技術の最前線を行く進化を遂げています。

「EL1nano」の特徴とは?



この新製品の最大の魅力は、0.1Lという業界最小の処理容量です。従来型のミキサーの約1/10のサイズを誇り、少量原料の効率的なテストを可能にします。これは、研究機関や大学でも非常に役立つ要素となるでしょう。たった約30mLのサンプルでも「EL1nano」は高い性能を発揮し、正確な混合と造粒が行えるのです。

主な利用分野



EL1nanoは様々な分野での適用が期待されています。例えば、電池材料分野では、希少なリチウム化合物や導電助剤を使った少量テストが可能です。また、製薬業界では、良好なコストパフォーマンスを提供しつつ、高価な医薬品原料を扱う条件でのスクリーニング試験が行えます。これにより、新しい製品の開発において、資源を無駄にすることなく実験を行うことができるでしょう。

展示会でのお披露目



「EL1nano」は2025年10月15日から17日まで、大阪で開催される「POWTEX®2025 国際粉体工業展」にて初めてお披露目されます。この展示会では、具体的な機能や仕様が実際に体験できる貴重な機会が提供されるため、業界関係者や研究者にとって見逃せないイベントです。

独自の混合原理



本製品には、日本アイリッヒ独自の混合原理が採用されています。混合容器が回転し、偏心位置で撹拌する撹拌工具や、混合容器の側面をなぞるように動くスクレーパが装備されています。これにより、比重の異なる原料でも効率よく混合が行え、均一性が確保されます。これまでにない効率性と効果を持つ「EL1nano」は、高いせん断力と圧密作用を付与できるため、粉体処理の革命的な進展が期待されます。

日本アイリッヒの歩み



日本アイリッヒは1863年にドイツで創立され、1974年に日本法人が設立されたというしっかりした企業背景を持つ企業です。混合・混練・造粒・粉砕技術の分野で長い歴史を有し、今では国内外の産業界に向けて最適な原料処理ソリューションを提供しています。また、北九州には製造拠点を、成田には研究開発拠点を構えており、次世代の技術開発にも力を入れています。2026年には名古屋に新たな研究開発拠点が開設予定です。

結論



「EL1nano」は、研究開発の現場に革新的な技術を提供することが期待される新たな製品です。各分野での恩恵を受け、未来の技術革新に寄与することが期待されています。興味がある方は、ぜひ展示会に足を運び、実際の性能を体感してほしいと思います。


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会社情報

会社名
日本アイリッヒ株式会社
住所
愛知県名古屋市西区名駅3-9-37合人社名駅3ビル
電話番号
052-533-2577

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