ROXXの新サービスでノンデスクワーカーをサポート
株式会社ROXXは、ノンデスクワーカー専用の転職プラットフォーム『Zキャリア』を利用した新たなサービス『Zキャリア 失業保険』を開始した。この新サービスは、特に製造、建設、運輸、サービス業など、デスクワーカーでない職種に従事している方々に焦点を当てており、30歳未満の非大卒・非正規雇用の方々が正社員になるための転職をサポートすることを目的としている。
2024年7月末時点で、累計登録者数が36万人を突破している『Zキャリア』は、離職者が新しい職を探す際の助けとなるべく設計された。このたび始まった『Zキャリア 失業保険』は、離職者が失業保険を受け取るための条件を確認できる機会を提供し、その結果をもとに迅速な再就職を実現する手助けを行っている。
失業保険の簡単な利用法
『Zキャリア 失業保険』では、離職者がアクセスし、Q&A形式の4つの質問に答えるだけで、自分が失業保険の受給条件を満たしているかどうかを確認できる。さらに、給付額や給付日数についても情報を得られる。これにより、離職者はその後のハローワークでの手続きがスムーズに行えるようになる。
ただし、個々の状況によって支給対象外となる場合もあるため、注意が必要だ。そのため、正確な結果が得られるわけではない点を理解しておくことが重要である。
ROXXの取り組み
ROXXは引き続き、AIテクノロジーや選考データを活用してサービスを進化させ、非正規雇用者の正社員化に向けたサポートを強化していく方針である。少子高齢化が進む日本では人手不足が深刻な問題となっており、求職者と企業のマッチングを強化し、高い成長を元にした雇用の創出を目指す。
採用市場の現状
国税庁の調査によると、日本国内の給与所得者の半数以上が年収400万円未満であり、非大卒は66%、非正規の割合も37%を占める。これらのデータは、ノンデスク領域の求職者が多く存在する現実を示している。一方で、日本の人材紹介市場は、学歴や職歴を持った求職者ばかりを対象とする傾向が見られる。このような背景から、ROXXは未経験者と採用企業のダイレクトマッチングに着目している。
2022年4月からは、パーソルキャリアが運営する『doda』との求人連携を開始し、業界内でも注目を集めている。これにより、未経験者でも挑戦できる職種が増えていくことが期待されている。
これからの展望
ROXXは、自社のプラットフォームを通じて、多様な業界および職種の未経験層と企業とのマッチングを実現し、転職市場に新たな風を吹き込むことを目指している。今後も、『Zキャリア 失業保険』を通じて、より多くのノンデスクワーカーが自分の夢に向かって再スタートできるようなサポートを提供していくでしょう。