写楽、初アルバム『MIMISOJI』から「Higher」のMVを公開

日本のラップシーンに新たな風を吹き込むアーティスト、写楽（シャラ）が自身の初アルバム『MIMISOJI』から「Higher」のミュージックビデオを発表しました。コロナ禍で誕生したこの楽曲は、さまざまな悩みや辛さから一時的に解放されることをテーマにしています。リリックには「悩み事も辛いこともあるけど気にすんな、一旦寝て忘れよう」というメッセージが込められています。

「Higher」の魅力

「Higher」は、メロウなサウンドと写楽のやさしいラップが特徴的で、聴く人に寄り添うような楽曲です。柔らかな音楽の中に込められた優しさが、聴く人の心をほっとさせてくれることでしょう。この楽曲が作られた背景には、コロナ禍による不安やストレスを軽減する願いが表れています。

また、この曲に合わせたミュージックビデオは、デジタルコミュニケーションを軸にしたクリエイティブ制作を行う株式会社セルインタラクティブによってプロデュースされています。映像では、写楽が淡路島の壮大な自然に溶け込んだ姿を映し出し、眠りながら歌うその様子は、どこかシュールで非現実的です。このアンバランスな世界観は、楽曲の「浮遊感」や「不思議な心地よさ」を見事に表現しています。

MVのデザインと制作について

MVの映像は、写楽が自然の中でリラックスした状態でいるシーンが大半を占めており、視聴者は彼と共にその美しい景色に浸ることができます。夏の終わりを感じさせる穏やかな映像作品となっており、心地よい音楽とあいまって深い没入感を提供しています。

写楽のプロフィール

写楽は1997年に愛知県豊川市で生まれ、若い頃からラップに親しんできました。特に注目されたのは、「高校生ラップ選手権」の第9回、第10回には武道館大会に出場した経験で、多くのファンを魅了しました。また、AAAのSKY-HIや鎮座dopenessとのコラボレーションライブにも出演し、その才能をさらに広めています。

2021年1月には、本人初となるアルバム『MIMISOJI』をリリース。このアルバムには、「Alibi freestyle」や「Yaaaaa」、「WORKMAN」、「あくまのささやき」など全17曲が収録されており、全曲を自身で制作しています。